フロム・エー MONDAY掲載 全文一挙公開!
10月6日発売のフロム・エーに掲載されました。
残念ながら買えなかった。立ち読めなかった。
という方の為に全文を公開いたします。
芸人 エディーさん(32) (見出し) 第一回のヘブンアーティスト選考で落ちてリベンジのつもりで二回目に挑戦しました。 (コラム) ヘブンアーティストになって得たメリット ●公に認められた、何か人に誇れるものができたという感触を得られた! ●仕事が増えたり、雑誌などの取材の依頼が来るようになった。 ●都のホームページに自分のホームページがリンクされて、アクセスしてくれる人が増えた。 ■告知 2003年12月1日(月)・2日(火)、18:30開場/19:00開演で 「エディー ワンマンショー やればできる子」を敢行! チケットの予約は「eddie_liveticket@yahoo.co.jp」またはFAX:03-3940-7522(遊フロンティア)まで。 また、その他の活動予定などはウェブサイト「EDDIE's Official Site」 (http://eddiegoodjob.hp.infoseek.co.jp/)で確認を。 (本文) ──現在の芸人としての主な活動内容を教えてください。 エディー 今、メインになってるのは、東京ディズニーシーの「ホテルミラコスタ ウェディング」への出演ですね。 ホテルミラコスタの披露宴プログラムのひとつに、“コメディア・デルアルテ”っていう 喜劇役者がお客さんと司会者さんの間に入って盛り上げるものがあるんですよ。 そのキャストの一人として出演しています。 あとは、いろんなイベント出演。それは素顔の場合もあれば、ピエロのメイクをする場合もあります。 ──ヘブンアーティストとしてストリートで芸を披露することは? エディー ハイ、それもあります。 土日は仕事が入ることが多いので、平日か、土日でも空いてることがあればやります。 場所は、僕の場合はほとんど葛西臨海公園です。開放的な雰囲気が好きなんですよ。 ──ヘブンアーティストになったのはいつですか? エディー 去年の夏に第一回目を受けて、落ちました。二回目の冬はリベンジということで受けて、受かりました。 二回目は受かったんですけど、落ちたら二度と受けないと思ってたんですよ。 ──へえ。それはなぜ? エディー ヘブンアーティストって何なのか、僕もまだわかんないんですけど、とりあえずは肩書きかなと。 それがなかったらどうかっていったら、なきゃないでこういうのをやってると思うんですよ。 そもそも何でヘブンを受けようかって思ったかというと、事務所をやめてフリーでいろんな芸事を やってて、自分の実力が客観的にわからなかったからなんです。で、一回目は落ちた。 それは評価されなかったんだと真摯に受け止めました。 でも、二回目も落ちたら「この芸がわからんとは!」って感じでヘブンのことは忘れようと思ってたんです。 そしたら受かったんで、「さすが慎太郎!」ってコロっと変わりましたが(笑)。 まあ、結果的に落ちた経験も受かった経験も両方味わえましたから、それもネタにできてよかったですね。 ──二回目の挑戦ではやり方を変えたんですか? エディー 変えました。ヘブンアーティスト…アーティスト? いや、僕は自分では芸人、お笑いのつもりだから、アーティストっていわれてもはがゆいしな、とか考えて、 けど、笑い自体はきっと審査の対象じゃないんだろうということで、二回目はちょっと芸術的風なことを 取り入れたんです。獅子舞とドジョウすくいをベースにしたパフォーマンスをね、考えてやった。 そしたら受かったんです。 ──やりましたねぇ。合格したときはやっぱり嬉しかったですか? エディー よかった、何か認められたって思いました。ライセンス、つまり免許だから、 人に誇れるものができたという感覚でしたね。 それに得なこともありました。 仕事が増えたり、こういう雑誌なんかの取材が増えたり、自分のホームページのURLを 都のホームページにも載せてもらってますので、それを見てアクセスしてくれる人もいます。 …ただ、一般的なウケは、ディズニーシーの方が上です。 去年の5月に引っ越しをしたんですけど、不動産屋さんが芸人と聞いて渋い顔をしたときに、 「実はディズニーシーで…」 っていったら態度が変わりました(笑)。普通に月コンスタントに30万以上は稼げてるんですけどね。 ──家賃、聞いてもいいですか? エディー 7万7千円で、2Kです。ひと部屋は作業をしたり、道具を置く部屋になってます。 ──思ったんですが、エディーさんにとってヘブンアーティストはあくまで通過点なんでしょうか? エディー そうですね。将来は寄席にも出てみたいし、もちろんメディアも視野に入れてます。 今、ミニFMもやってるので、しゃべりでも何かやりたい。コラムも書きたい。やりたいことは多いです。 でも、やっぱり人前ですね。路上なのか寄席なのかイベントなのかはわかんないですけど、人前。 その場で反応が見れて、反応によって臨機応変にネタを変えて、勝負できる。それは魅力的です。 ヘブンアーティストはそれをやるための手段のひとつでもありますね。 (プロフィール) 明治大学法学部法律学科・落語研究会出身。 卒業後、「ザ・ニュースペーパー」のドゥー企画(現トリックスター社)に所属。コント、パントマイム、 ダンス、ヴォーカル、ピエロパフォーマンスを学ぶ。'98年、フリーに。 その後、「祝い組」や歌舞伎町ショーパブ「アルカザール」でコント出演、 ライブユニット「集団田中'98」の脚本、演出、出演などをこなす。'03年1月、ヘブンアーティスト合格。 --------------------- 取材・文◎大岡まさひ 撮影◎高橋理彩 デザイン◎伊藤智代美 現場◎丸山史子 --------------------- |
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