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集団田中’98公演 集団田中的笑劇 vol.9
『曲(まがり)』
2006年 5月29日(月)〜30日(火)
新宿タイニイアリス

−出演−

エディー
おおくぼあきら
佐々木憲
おかもとりよ
神戸豊
高田咲子
堀内英二  なっぱ
田畑忍


このコーナーは先日無事最終日を迎えた『曲(まがり)』のネタを
細かく検証するコーナーでございます。
見にいらした方にはパンフレット代わりに。残念ながら見に来れなかった方には、
想像力の手助けになるように
私見をふんだんに交えてお送りいたします。


 【1000万人目おめでとうございます。】
作・エディー 出演・全員

 集団田中の舞台では恒例となりました、開演前に携帯電話の電源を
お客さんに切っていただく為だけに作った作品。
開演前諸注意コントです。
あきらさん扮するお父さん、いそうなほどリアルな演技です。

 
実際に親子ほどの年齢差です。

全員を出演させて、尚且つ携帯電話の電源に関する内容は
意外と設定が難しかったのですが、風呂場でラジオ聞いてて
ふと浮かんで、その後25分で書き上げました。




【オイルボールを真剣に考える】
作・エディー 
出演・ステレンジャー(堀内、神戸、田畑)、
エディー、りよ、高田、なっぱ


 これは『環境戦隊ステレンジャー・家庭排水編』のコントバージョンです。

1年前の『雅な人』ではポイ捨てを、
半年前の『HAN?』では地球温暖化テーマにしました、
ステレンジャーのコント版第三弾。

『ポイ捨て』と『地球温暖化』は先に営業パターンがあって
それをコント版に崩すのですが、この『家庭排水オイルボール編』は
これから仕事用の作品を作るので、まあ作者であるワタクシの肩慣らしです。
オイルボールには一切触れてないからね。

ステレンジャー3人にこれまた強力な助っ人が!
たぶん5年後には100人ステレンジャーとか書いてるような気が…。


超環境変身『リサイクルフォーム・イリュージョン』は
あまりにも普通なネーミングで
稽古段階で『リサイクルフォーム・パケ放題』にしようかと思いましたが、
変身途中の“アノ振り付け”がしたいが為にこんなネーミングに。

6人の縦並びの“スカパー”な動きは圧巻です。

あと、レッド堀内が怪人を指差すシーンは、
2日とも手が震えまくっていて、
最前列のお客さんは気になったよね?




 【SESSION】
作・おおくぼあきら 出演・おおくぼ、佐々木

 楽器演奏が出来る二人だからこそ出来たこの作品。
既存の集団田中メンバーには出来ません。


台詞や動きではなく、単純に見て楽しめる作品って凄いです。



【大きくなりたい】
原作・高田&なっぱ 出演・高田&なっぱ&??

 女性の悩みを切々と訴える女性による女性の為の作品。
咲子ちゃんがツラツラと並べる商品の数々は実際にあるものばかりです。
神社まであるんだってさ。


絶妙なキャスティングです。だってふたりとも…。



【天使と悪魔と】
作・エディー 出演・おおくぼ、エディー、なっぱ

 どっちにしようか迷う事ってあると思うんです。
そんな状況を解りやすくコントにしてみました。


ボクとあきらさんは普段舞浜のホテルでコンビとして演っていますが、
このようなコントで絡むのは初めて。でもお互いの手の内が解っているから
稽古は3日しかやってません。





【駐車監視員】
作・成田山 手術・エディー 出演・りよ、堀内

 6月1日から施行される駐車監視員制度をいち早くコントに。
というか、成田山の中で、またアノ作風が演りたかっただけ?
今回のアンケートで最も評判の良かったネタです。


りよさんは「アタシ、お笑いなんて出来へんわ〜。」と関西弁で仰いますが
充分“お笑い”になってますよ。
衣装にもカツラにも、ご自分で手を加え、
ヤル気満々でしたもん。


一度は“お亡くなり”になりかけたこの作品。
大胆なテコ入れで生まれ変わりました。




【闘い】
作・おおくぼあきら 出演・おおくぼ、神戸

 元アクションクラブ所属のあきらさんと、
現役アクション俳優の神戸くんとのガチモードな殺陣+α。
あきらさんが途中で息があがるのはネタでも何でもなく
マジです。


リハーサルでは完璧だったこの作品、
本番ではあきらさん、本当に台詞が飛んでいました。
「音響さん、ごめんなさい!」




【PSE】
作・エディー 出演・エディー、高田、堀内、なっぱ、おおくぼ

中古家電製品の安全性を確保する為の法律『PSE法』。
家電製品以外にもこんな物まで審査します。



オチの部分はエディーさん、渾身の一撃。終わりよければ全て良しですよ。



【ダジャレカフェ(張り込み編)】
作・成田山 出演・おおくぼ、エディー、堀内、高田

『談話室ざわざわ』…そこはダジャレを楽しむ為のカフェ。
暗い事件ばかり起こるこの世間で、ここだけは
今日も楽しい会話が繰り広げられるのです。


台本のベースは成田山ですが、刑事モノに疎い成田山、第一稿の配役部分に
“山さん”とか“ゴリ”とか書いてて、それを翻訳してあげるのが大変でした。
しかもあきらさんよりボクの方が偉い役なんですよ。
で、ボクの役作り的には『踊る大走査線』のギバちゃんをイメージしてみました。

ダジャレパートは出演者が自由に書き換えますが、
今回のボクのヒットは
「万が一、金田一、迷宮入りする前に…ガッツだぜ!」
ですね。




【当て振り 〜ひとり〜】
歌・ゴ又ペラ−ズ パントマイム・エディー

ゴ又ペラ−ズさんの『ひとり』という曲にあわせたマイムの当て振り。
これまた男の女の物語シリーズです。


この作品を作るのに借りたアルバム十数枚。
で、この曲を聞いた時に高音パートが耳に付いて
離れなかったのであんなオチになりました。
上手く当て振ってるかよりも、入り込んでる方が楽しいんですよね。




【10カウント】
作・エディー 出演・全員 音楽アレンジ・佐々木

トリとなるネタも全員出演です。
あきらさんの稽古場での雑談(実話)をベースに、音楽的な事をけんけんにお願いして、
『三谷作品』のドタバタをイメージして書き上げました。
これだけで一本の芝居が作れそうです。


作品を作るに当たって気をつけたのは、
“演奏しない事”です。
演奏をしないでいかにクライマックスに持っていくか?
まあ結果的にはけんけんの演奏だけでイケたので
あとはどう崩すかの勝負でした。



【エンディング】
出演・全員+α

 普段あまりやらないのですが、今回は助っ人も多かったので
珍しくメンバー紹介なんぞしてみました。
で、大事件がっ!


てな感じで全ての作品の解説でした。
アンケートなど書けなかった方や、書いたけどこれを読んで思い出した方、
そして見ていないけど物申す!という方、台本使用したいんですけどっていう奇特な方は
K・G・BANG!』かメールにて。


それから
アンケートをご記入くださった方の中から抽選で10名様に
この公演のDVDをプレゼントいたします。
商品は発送を持って当選と変えさせていただきます。


当選者 発表ぉぉぉっ!

厳選なる抽選の結果、見事DVDをGETされたのは以下の方々に決定いたしました。

埼玉県熊谷市 新井さん
東京都千代田区 岩渕さん
東京都江戸川区 おくださん
東京都杉並区 斉藤さん
埼玉県所沢市 関原さん
千葉県浦安市 中村さん
埼玉県さいたま市 中山さん
東京都武蔵野市 西田さん
神奈川県川崎市 三浦さん
東京都板橋区 山中さん


以上、10名さまです。
おめでとうございまーす!



惜しくも外れてしまった方、
どうしてもDVDが見てみたい!という方には
近日、素敵なお知らせがあります。

乞うご期待!