集団田中’98公演
集団田中的笑劇vol.11
『的(mato)』
2007年 6月3日(日)〜5日(火)
高田馬場 アートボックスホール
3日(日) 15時30分開場 16時開演
4日(月)、5日(火) 19時00分開場 19時30分開演
【出演者】
田畑 忍、エディー、堀内英二、ZYNM、なっぱ
大塚光輝、佐藤綾香、森 亜澄、佐々木恵、野口夏恋
このコーナーは先日無事最終日を迎えた『的(mato)』のネタを
細かく検証するコーナーでございます。
見にいらした方にはパンフレット代わりに。残念ながら見に来れなかった方には、
想像力の手助けになるように
私見をふんだんに交えてお送りいたします。
【オープニング 〜爆発まであと...〜】
作・エディー 出演・全員
恒例となりました、開演前の諸注意コント。
犯人の要求は?爆破は防げるのか??
にしても、この署の連中ときたら…
「青海苔と紅生姜かぁ。」
携帯電話の電源を切って頂く為だけのコントです。
カラっと明るくバカバカしい作品作りを目指しました。
最終日にはギャグを付け足してあります。
【ダジャレカフェ 激闘編】
作・エディー
出演・堀内、なっぱ、田畑、大塚、エディー、佐々木、佐藤
暗い事件ばかりおきるこのご時世、
今日も『談話室ざわざわ』には色んなお客さんが訪れるのです。
今回のお客様は…
「マジ最悪ぅ〜でタテマツルぅ〜。」
オーナー談)「ダジャレでお願いしまスネークマンショー。こなさん、みんばんは。」
今回はマスター&ウエイトレスvsおばちゃんです。
これは結構早い段階から設定も決まっておりまして
台本もすんなり上がりました。
ただ、オーナー役の人が台詞覚えないんだなぁ。出番短いのに。
あと、若い娘達にダジャレが解らないという設定を与えてみました。
“ダジャレ”=“おやじ語”=“古語”で「タテマツルぅ〜。」なんですよ。
【ファンタジスタ】
原案・ZYNM 作・エディー 出演・ZYNM、エディー
海外に移籍の決まってるサッカー選手。
それを支えるマネージャー。ふたりの絆は固いのです。
「地味なんだな?」
ZYNMくんはサッカーが好きで良く見ていて、
「ゴール決めた後、色んなパフォーマンスがあるんですよ。」
の一言から産まれた作品です。
気を抜くとボクのパントマイムショーになってしまうので
あまりマイムをさせない方向にしました。
【ダジャレカフェ・スピンオフ 〜マスター〜】
原作・エディー 出演・堀内
ダジャレカフェ『談話室ざわざわ』のマスターの日常を描いた作品。
「通帳ちょ〜蝶々〜♪と寺カードジモンね。」
堀内英二・試練のひとり芝居10番勝負の2本目(?)です。
ちなみに1本目は前回『てん』の白鉛筆ね。
マスターが話し方教室に入っていく時の一言は日替わりです。
初日「すいませんだみつお!ナハナハ。」
2日目は思い出せません。
楽日「すいま千秋楽!」
【不法投棄を真剣に考える】
作・エディー
出演・ステレンジャー(堀内、ZYNM、田畑)、エディー
こちらも恒例、環境戦隊ステレンジャーのコントver.。
「見たいなぁ、思い出の一杯詰まった宝物☆」
「絶対無理です!」
今回は今まで触れてこなかったステレンジャーの過去が
少しだけ明らかになる作品です。
いつもの明るくバカバカしい作品とは違い、ステレン初いや集団田中初
サスペンス
に挑戦してみました。
【ミクロイドアドベンチャー07 突撃】
作・成田山
出演・大塚、なっぱ、エディー、森、堀内、佐藤、ZYNM
目的に到達できるのはたったひとり。
過酷な試練を隊員たちは突き進んでいくのです。
「伸縮性のある幕のような物体がぁぁっ!」
ひとり、またひとり、志半ばに倒れていく…。
集団田中ブログでも触れましたが、
これが以前『ロンドンブーツ』さん達が2人で演ったコント
【精子爆裂隊】
のリメイクです。集団田中’98になってから一回リメイクしてまして
今回は再再演ですね。
数年後にまたリメイクされるでしょう。成田山がこの作品、大好きなんだもん。
【心霊現象研究所】
作・エディー 出演・エディー
心霊現象を趣味で研究するこの男。彼の目的は一体…?
針がこんなに触れて、霊の拍手まで聞こえるんですよぉ。
本当は音楽にあわせたパントマイムを演ろうと思って用意していったのですが、
【あてぶり】もあるし、毛色が似てしまうという理由で
急遽変更になり、本番5日前に考えた作品。
この前のミクロイドが油ギトギトの料理だとすると、
あっさりしたデザートが食べたいですよね?
前回『てん』のダルメディー的な
パフォーマンス色の濃いネタにしたかったんです。
ちなみに棒を落とすのはワザとですよ。
【吸血鬼板橋支部定例部会】
作・エディー 出演・全員
スナック『バンパイヤ』。
ここは人目を忍ぶ方々の憩いのオアシスなのでした。
「たまにはこんな事しとかないと。」
「なんか良い方法無いかなぁ?」
「蚊をいっぱい採るんですよ。」
稽古場での雑談で産まれたネタです。
「現代にドラキュラがいたら大変だろうなぁ。」
という所から作りました。オリジナルだと胸を張ってたら
『インタビュー・ウィズ・バンパイヤ』って映画がこんな話なんですって?
目指したのは『時効警察』のような軽妙な会話のやりとりです。
それと劇中にある『We Are ドラキュラ!』というコミュは
ミクシィの中に存在します。
管理人はアラキさんです。
【秘密組織】
作・エディー
出演・エディー、大塚、佐藤、堀内、ZYNM
とある国の秘密工作員。
感情を捨て、殺戮マシーンとなってまで果たそうとする目的とは?
膝!
最後は最高の笑顔で!
元々、ワンマンショーの時に演ろうと思ってたネタでした。
「魚が跳ねて♪」と同じアルバムに入っていた曲でして、
後半を明るくバカバカしい感じにするために敢えて
秘密組織という設定にしてみました。
【ダジャレカフェ・スピンオフ 〜ウエイトレス〜】
原案・エディー
出演・なっぱ、ZYNM
ダジャレカフェ『談話室ざわざわ』のウエイトレスの日常を描いた作品。
「待った?」「全然待ってないよ☆」
今回一番苦労した作品と言えるでしょう。
なっぱちゃんは変なキャラはこなせるのですが、
普通の女の子が苦手です。
ちなみにZYNM君が大急ぎで入ってくるシーンは
衣装の早換えの為、本当に息が上がっています。
【鉄心】
作・成田山 改造・エディー
出演・田畑、堀内、野口、森
前回好評だった『てっちゃん』の第二段シングル(?)
鉄道好きの田畑部長とガンダム好きの女の子達に挟まれる堀内くん。
接待は上手くいったのでしょうか?
「ボクはねぇ、生まれ変わったら絶対電車になるんだ。」
「堀内ぃ、明るく生きろよ!」
今、世間は鉄道ブームです。てっちゃんの波がキテいます。
で、成田山に台本をお願いしましたが、
女の子の会話をどうしたら良いのかワカランという事で
ボクが受け継ぎました。
当初はファイナルファンタジーなどのゲーム用語と掛け合わせようと思いましたが、
結局、得意のガンダム話になっちゃた。
ボクは鉄道用語はさっぱり解りませんので
このサイトを参考にしました。
【狙撃支援班】
作・成田山
出演・大塚、ZYNM
『狙撃』
確かに気持ちの良い仕事ではない。
しかし、人質の命を守る為、心に傷を負いながら仕事を全うする男たちの物語。
「狙撃って、そういうモンだから。」
フォーメーションA(左)とD(右)
本番直前にあの痛ましい事件が起こり、
上演回避かと思われましたが、
それを感じさせないおバカな作品に仕上がりました。
光輝くんの攻めとZYNMくんの受けが見事にハマったコント of コント。
【あてぶり】
作・出演エディー
歌ってる人・あやや
今回は乙女心に挑戦です。
新しいジャンルに挑戦です。あややだもん。
ゲネまで悩んで演ってましたが、本番で大化けしました。
2日目からは遊びも出てきて、遊びすぎて決まり事を忘れてしまったり…。
ワンマンショーで公言した新しめの曲は結局
出来ませんでした。ジャンルはあややでも
ファーストシングル。
つまり古い曲なんです。
【カンタービレ】
作・エディー 出演・全員
カンタービレというのは『歌うように』という意味の音楽用語。
皆さん歌うように演ってくれました。
左)『ド』 右)ミ・ファ・ソ
『ラ』
毎回苦労するトリネタなのですが、佐藤綾香ちゃんがピアノ弾けるというので、
全員出してみました。
当初は低い『ド』と高い『ド』はひとりで演じてもらうつもりでしたが、
ドレミファソラシド+演奏+指揮者=10人
うん、決まりだね!
結局は顔芸なのですが、この稽古も色んなエピソードがあったなぁ。
詳しくはDVDに収録されるオーディオコメンタリーか
集団田中ブログにて。
てな感じで全ての作品の解説でした。
アンケートなど書けなかった方や、書いたけどこれを読んで思い出した方、
そして見ていないけど物申す!という方、
『K・G・BANG!』かメールにて。
それから
アンケートをご記入くださった方の中から抽選で10名様に
この公演のDVDをプレゼントいたします。
商品は発送を持って当選とかえさせていただきます。
作:集団田中’98
演出:成田山三樹夫
舞台監督:藤井伸浩
音響:芳賀明子
照明:国吉博文【潟tァクター】
衣装:阿部美千代
宣伝美術:横田正基
制作:集団田中’98
ビデオ撮影:今井ひでおん
舞台写真:濱谷幸江
皆さんにお配りしたチラシはコチラ