ロッカールーム

バックホームッ!

過去の試合内容
5.16〜5.31


5月31日(土) 対戦相手:藤原ひであきクン
舞浜
 朝からの雨の湿気で、ちょっと動くだけで汗がほとばしる、不快指数135.4%(推定)な一日。こんな時は仕事終わりでシャワーが浴びられる舞浜の現場は嬉しい限りです。

 いつも、ここの仕事の後はシャワーを浴びて、社員食堂。面子が揃うと飲みに行くというのがパターンなんですが、今日は“飛び出せ飲み仲間”の藤原クンが次の現場にケツカッチン(時間の余裕が全くないと言う意味の業界用語)。僕とあきらさんが先にシャワって控え室でくつろいでいると、藤原クンがドアをガシッっと開けて

 「ワーシャー浴びました?」シャワーって言いなさい、仮にもアンタ、シャベリで仕事してんだから。
 「うん、もう浴びて、これから社食に行くところ。」
 「あー、そうですか。もう一回浴びません?」
 「浴びないよ、一回で充分だしっ。このあとなんかあるの?」
 「次の現場なんで、シャワーだけ浴びて、すぐ行かなきゃいけないんですよ〜。」
 「そっかぁ、じゃあ明日はウチラ同じ時間帯だから、宜しくおね…。」
最後まで聞かずに藤原クンはシャワー室へと猛ダッシュ。そんなに急いでいるんなら、控え室寄らなきゃいいのに。

 社食でA定食食べて建物の外に出ると、藤原クンが走ってきました。彼にとっての戦闘服であるタキシードを乱しながら。そして、はるか遠くのバス停を睨んで、
 「あ、バス来ました。さあ、走りますよっ!」
 「え〜っ?走るの?これから煙草一服しようと思…」
走り始めました。仕方なく付いていきました。でもね、ウチラ食べたばっかりで、あんまり走れる状態じゃないんですけど。

 「あ〜っ!間に合わなかったっ。じゃあ、こっちから行ってあのバスに追いつきましょうっ。」
 えーっ?まだ走るの?途中であきらさんは息絶えました。遠く離れた藤原クンにはわからなかったでしょうが、足を止めたあきらさんの顔がムッとしていました。そして、我々は、それでもなおバスを追いつづける藤原クンの背中に笑顔で手を振りましたとさ。

 シャワーの後にそんなに走ったら、意味無いと思うんだけど…。


5月30日(金) 対戦相手:冷凍ビーム
レンタルビデオ・GEO
 川越街道沿いのこのビデオ屋さんはレンタルビデオは勿論のこと、セルビデオ、CD・DVDのレンタル、販売、ゲームソフト、コミックも置いてあってカウチポテトな俺たちには娯楽の王国です。コレを借りるっ、という強い意思がなくてもつい色々な物に目がいって、気が付くと何時間もいたりします。

 今日も、なーんも目的があった訳ではないのですが、通り過ぎて、あ、でもちょっとだけ覗いてみようかな?で捕まっちまいました。どーせならじっくり闘いましょうぞ。

 マンガ読み漁り。だんだんトイレ行きたくなってきたんですけど、ここはそんなサービスやってないし、まだまだイケます!はい、頑張ります。

 ちょっとブレイク。外に出て煙草吸って、しかし、立ちっ放しで足の裏痛ぇ〜。いいえ、立ち読みに足の痛みは付き物ですから、まだ闘れます、監督!

 で、試合再開。ドンドン読み漁ります。でも、何か寒くないですか?この店内。周りはあまり気にしていないようですが、やっぱ寒いですよ。冷房無駄に利いてますねぇ。ダメじゃないっすか、節電しないと。今しきりと言ってるでしょ、原発が…。いんや、今の私の使命はこのマンガを読破する事でした。余計なことは考えちゃいけねぇぜ。

 でもね、立ち読みってページめくる以外に身体使わないんですよね。だから身体がドンドン冷えていくんですよ。しかも冷房が『強』を通り越して『激』とか『超』ってレベルまでいってんじゃねーか?ってくらい、これはもう冷房じゃなくて冷凍ビームですよねぇ。同意を求めるべく回りを見渡すと、だっ、誰もいないじゃん。

 あまりの寒さに、同朋全滅!あと2冊で読破だったのに。作戦立て直しのため退却ぅ〜。

 で、何時間いたの、アソコに。考えると寒気がする…。


5月29日(木) 対戦相手:領空侵犯
山手線
 マイムで渋谷に向かう電車。池袋駅では新宿方面の進行方向に向かって左の扉が開きます。そして、次にそのドアが開くのは新宿駅で、その間は右側のドアが開きます。荷物が多い時には、ドア付近に立ち止まらないでクダサイ!のアナウンスに抗って、荷物を網棚に乗せ、ドアと椅子間のわずかな角スペースに身体を押し込みます。これでしばらくは安泰です。

 夕方のわりには比較的空いている車内なんですが、何故か僕の周り(というかドア付近)には人が多いんです。皆さん、もっと奥に進もうよ、ここは僕のオアシスなんだからさっ。

 狭いところが嫌いなんです。正確には人口密度の高い所が嫌いなんですね。例えば3畳間にひとりでいるのは何にも苦にならないんですが、20畳に5000人いるとヘコむタイプなんです。まあ、20畳に5000人ってのは僕じゃなくてもヘコむとは思いますが。

 尚且つ、人との距離が近すぎるのも不得意です。ちょっと行けば空いてゆったり出来るのに、わざわざ狭苦しい所で密着プレイにいそしむ人の気が知れません。だからぁ今日のこのスペースは俺が取ったんだから〜。

 僕の右前方20cmにはフィリピン系の女性、お互いの呼吸が聞こえてきそうな緊張感溢れる距離です。向こうは堂々としてますね、さすが国際派。こっちは別に好意も何にもないんですけど、この距離が…ダメなんだよ〜。
 もしこの女性がチュッパチャップスとか口に入れてて、電車が急ブレーキ掛けたら、棒が刺さるよねぇ、俺に。で、もしこの女性がカズーとか吹いていて急ブレーキでぶつかったら、この女性の前歯折れるよねぇ。そんなの想像するのも恐いんですよ。

 角スペースにある広告を7回くらい読みました。その女性の方を見ないように意識しました。でも呼吸音が耳に付きます。生暖かい息が首筋に掛かっている錯覚さえします。ああ、もう耐えられない!場所を移動しよう。思い切って振り返ると、

 おっさん?あれ?さっきの女性は?あ、空いてるスペースに移動してました。

 おっさんならいいや、緊張しないし。って、もっとキモチワルイ〜。と…吐息がぁっ!


5月28日(水) 対戦相手:後輪
山手通り
 ラジオで使うCDを探して三千里。昨日も色々なレンタル屋を走り回ったんですけど、ないんですよ、欲しいモンが。で、旧作ならほとんどのモノが見つかる要町のレンタル屋にバイクでGO!

 家から川越街道に出て、山手通りに入りしばらく走ったあたりで急に揺れが…。地震かぁっ?いいえ、揺れるのは後輪だけです。パンクしました。ビデオ屋まであと少しなのに。しょうがない、バイクを駐車して歩きましょう。

 CDはありました。ホッとしました。ここで見つからなかったら、もう知っているレンタル屋が無かったからです。いや〜、これで、一件落着ですね。ってバイクどーすんだよっ!本当の戦いはここから始まりました。

 バイク停めた場所が家から中途半端に距離があるんですよ。歩くだけなら全然たいした事ないんです。で、バイクを押すのも苦ではないんです。“空気の入ってないバイクを押す”のは、結構ツライものがありますよ。
 夏日&有酸素運動&筋力トレーニングなために、5分押して止まって汗拭いての繰り返しです。ハンカチは早々とグッショリ。汗を拭うという仕事、真っ先に放棄しました。だって、もう吸い取らないんだもん。

 通り過ぎる人が哀れんだ眼で見ていきます。後ろからチャリンコに乗ったおじさんに声かけられました。
 「どーしたの?」
 こっちは息上がって、しゃべるのも億劫なんですけど、一応誰に対してなのか解らない営業スマイルで
 「パンクしちゃって☆。」
 「そこの角、左に曲がったら修理屋あるから。」「どーもありがと。」
 
 バイク屋は角を右に曲がった所にありました。おっちゃん、ガセネタ掴ませようとした?右のバイク屋で説明をして、
 「ちなみにおいくらですか?」「2万円だね。」「じゃあ…また来ます。」終わりかと思ったトレーニングの旅は、さらに続きます。1週間分の運動量でした。次のバイク屋で同じ質問をしました。
 「前輪と後輪、両方で1万2千円。」即、決めました。

 イエ〜ッ!8000円得した。いいえ、冷静に考えると12000円の出費です。


5月27日(火) 対戦相手:ヤングメン&ギャル
海老名・ビナウォーク
 ビナウォークには、我々ビナウォーカー(パフォーマンスをする人の事)が使って楽しいアイテムというのが用意されていて、例えば「ビナ・ベビィ」という赤ちゃんの姿をした全長120cmくらいの、空気で膨らむでっけえ張りボテとか、鉄球(現在修理中!)とかがあるんですね。
 で、他に、これまたでっけえネジが付いた箱があって、いかにもマシンって形なんで、背負ってロボットマイムなどをすると、ぴったりハマリます。お客さんにもイジられ易いですしね。
 「うわーっ、こんな所にネジ付いてる。回してみようぜっ!」ってな感じでね。

 12時からの出番でこの『ネジ箱』を背負っていると、若者男子2名&ギャル1人のコンビに遭遇しまして、僕のマイムに対して突っかかって来ました。

 「オレだって出来るんだぜっ!」ブレイクダンスをやっているんでしょう。結構うまいんですけど、何でそんなにまで対抗意識丸出しなの?まあ、こちらは別に殺りあうつもりもないので、適当に受け流していると、男子約一名、ヒートアップ!どーよ、俺様のダンスはよぉ?ってな勢いですが、売られたマイムも買いません。ラオウの「剛」の拳を受け流すトキの「柔」の拳のように、難なくさばきます。すると、その彼、

 「わかった、コイツ、やるっ!」側らにいたギャルを差し出してくるではないですか。「やるっ!」って言われましても心の準備がっ。
 しかも、やる!と言われて、そうですか?と貰うより、やはりまずはお父様にご挨拶して
 「お嬢さんをボクに下さいっ!!」ってのがスジでしょうが。それとも『お持ち帰り』可?

 「やっだー。恐いもんっ。」

 ギャルのその一言に満足したのか、ヤングメンは高笑いしながら去って行きました。

 試合に勝って勝負に負けた気分…。


5月26日(月) 対戦相手:おかみさん
フレンドリー本町
 フレンドリー本町?なんじゃそりゃ?という方に説明しておきますと、家から一番近いクリーニング屋さんの名前でです。

 冬物をクリーニング出しに行きまして、『おたのしみスタンプカード』というのがあるんですよ。300円で1つ捺してもらえるんですけど、そのカードには新幹線の駅名が書かれていまして、1個目のスタンプが東京から新横浜、小田原と続き、最後の博多まで捺してもらえると
 「ステキなプレゼントを差し上げます」
 ですよ。こういうのに弱いんですよねぇ、出すもの無くてもクリーニング出しちゃおうかって心理、うまくついてます。突かれまくりです。あ、スーツとか着ないから本当に出す物ないや。

 おかみさんがテキパキしていて、旦那さんはいつもおかみさんに怒られています。旦那さんからはあまりやる気が感じられません。「こたちょ」のダメ亭主特集とか見て、大笑いしています。で、怒られています。おそらくこの人も「ダメ亭主」なのでは?と思わせるオーラが出ています。正確に言うとオーラさえ出ていません。矛盾!

 おかみさんはどんなに遠くにいても、
 「あー、もういいから!」と言って自分で全てをやろうとしています。結構いいコンビで微笑ましく思いますが、おかみさんはマジで怒っています。

 今日のおかみさんは一人奮闘していました。

 「えーと、お名前は?ああ、カードに書いてありましたね。ちょっと待って下さいね。佐藤さん、そうそう、佐藤さん。顔は覚えてるんだけど、お名前がねぇ。いつもありがとうございますね。えーっと、コレはここにシミがありますねえ、でも綺麗にしておきますからね。明日の夕方には出来上がりますからね。」

 ひとりしゃべくってました。一言も挟めませんでした。参った。

 2着で1522円。 全部100円玉15枚出してスイマセン。昨日の投げ銭が…。


5月25日(日) 対戦相手:大勢のお客さん
葛西臨海公園
 天気もよく、風が心地良い日曜日。ヘブンアーティスト活動で葛西臨海公園での闘い。前回19日のうっぷんを晴らすべく、飛ばしていきますよ〜。

 11時からの1時間は様子見でした。きっかりからではなく、お客さんがボチボチ集まり始めた11時15分位から。でも演っていると、人が集まってきますね〜。そして、人が人を呼ぶ。調子上がってきましたよ。風で何かポロポロ落としたりはしましたが、エンジンもサードにギアチェンジして、快調快調!で終了〜。

 あれ?最大にいた時はもっと輪が出来ていたような気がしたんだけど。途中で帰っちゃった?そっか、45分もやっていたのね。そりゃ、人それぞれタイムスケジュールっつーのがありますからね。っていうか、間延びしてた?はい、反省。次に活かします。

 1時間のブレイクの後、第二回戦。こんどは演り方をちょっと工夫して、1時間を30分×2回にわけてパフォーマンス。いんや〜、人が集まるあつまる。すんげー楽しい。3ステ目なんか、声ガラガラですよ、ヒートアップしすぎて。銀色とか銅の硬いモノで帰りのカバンは更に重くなっていました。嬉しい悲鳴を文字に表すと「ギョワギョワテンテケリーン。」ぐらい。

 1時間のブレイク中、小学生に質問されました。
 「何かやるの?
 「うん、1時からね、ここでパフォーマンスするんだよ。」
 「へぇ〜。で、それって募金するの?」
 しません。出来ません。この小銭たちは既に行き先が決まっていて、素敵なお兄さんの所には残らないシステムなんだよ〜。甲子園の浜風と同じく右から左です。

 2時間3ステージ 14866円。このお金は恵まれない池袋在住の芸人さんのために非有効に使わせて頂きます。GOODJOB!
今日の藤原クン
 磯村さんの芝居「薄化粧」を南阿佐ヶ谷で。開演直前、キリン一番搾りの350mlを客席にて飲み干す。演芸場じゃないっつーの。


5月24日(土) 対戦相手:ペット飼いたげな女性
有楽町線
 TBSで「きみはペット」というドラマをやってますねぇ、見てませんけど。女性OLが青少年を買う…いえ、飼うんですよね、確か。そんで、癒されたりするんでしょうねぇ。感情移入して
 「アタスィも美少年、飼いたいわぁ〜ん、グフォグフォ、グフォフォ」なんてOLさんが丸の内を中心に急増中?

 新木場に向かう有楽町線の中、「きみはペット」の原作マンガを、表紙にカバーをかけずに剥き出しで読んでいる女性発見。ん〜、第6巻ですか。買ったんでしょうか?それともお友達から借りているんでしょうか?買ったとしたらカバーかけます?みたいな会話が本屋さんとありますよね。でもそれを断ってまで「あたしはこのマンガ読んでんのよー」的な自己主張を世間にしたいんでしょう。広告塔!

 って事は、この女性もやっぱり、松本潤クンみたいな青年を「おすわりっ!」とか「正座っ!」とか「空気椅子っ!」とか言いながら従えてみたいとか思って…うえっ!お姉さん、眉毛片方吊り上ってますよ。そんな険しいマンガなの?
 何で歯ぁ食いしばってるんスか?感情移入しすぎでしょう。それにしても、歯ぁ食いしばる程の戦闘シーンとか、修行のシーンがあるんですね。で、ペットが7つの玉を集めて龍が出てきて願い事を叶えるんでしょう、最終的には。

 降りる駅を確認する時には素の顔になるんですけど、本に向かうと般若のようなお顔立ちになるなんて、このマンガ、表情作りに絶大な効果があるようです。スタニフラフスキーシステム(←で、あってる?)採用。

 ホントおっかねぇっすよ、お姉さん。直視できず、試合放棄でいいですわ。
今日の藤原クン
 新木場の「どさんこ」で「七輪」や「ウチダヤ」(共に飲み屋の名前)について語る。生ビール→瓶ビール&餃子&味噌バターチャーシュー麺と、必勝パターン。


5月23日(金) 対戦相手:定食屋
池袋・東口
 池袋でこ綺麗な定食屋さんを発見!その名も

 めしや 宮本むなし

 むなし?早速入ってみました。

 出来たばかりらしくきれいな店内。壁には南伸坊にそっくりな2頭身の2刀流・宮本武蔵の絵。おにぎり顔なのがなんか虚しいです。うん、あってるあってる。そしてそのヘタ…もとい、味のある絵の横にはこんな文句が。

 おいしいものを食べればうれしい笑顔がこぼれる。
 みんなで食べればもっと大きな笑顔がこぼれる。
 いくさの前の腹ごしらえ。

 この武蔵(むなし?)は笑顔で人を斬れるようですな。おそらく『五倫の書』にはお米をふっくら炊き上げる方法とか、マッシュルームを縮ませずにソテーする方法とかがビッシリ書かれているんでしょう。店内に流れるBGMがフランス映画のサントラ風ってのも、定食屋に似つかわしくなく、これまたむなしい。うん、あってる。

 玉子丼 280円 安ぃ〜!


5月22日(木) 対戦相手:いしかわさん
レンタルビデオ・GEO
 マトリックスを借りようと池袋北口のビデオ屋さんに。もちろんDVDですよ。へっへー。

 DVDのコーナーはレジに近いため、店員さんの会話、丸聞こえです。男性バイト2名といしかわさんという女性社員がAVについて話しています。普通の会話ならともかくAVの話であれば、僕が入らない訳にはいかない、と思いつつ、入ったらヘンな目で見られるであろうから、傍で耳ダンボでした。

 「なんかさぁ、AVのタイトルって笑っちゃうのが多いよねぇ。『ミニモミ。』ってのがあったよぉ。」
 「いしかわさん、まだまだ甘いっすよ。こないだ新作で『義母…愛子』ってのが入りましたよ。」
 「『淫珠夫人』ってのもあったよねぇ。」
 「『あしたのニョー』なんかどうっすか?」
 「うわー、最悪ぅ〜。ハハハッ。」

 いしかわさん、声でっけ〜。店内に響きまくってますよ。店内奥のAVコーナーにいた18歳以上の男性諸君は、出るに出られなかったはず…。すると、いしかわさん
 「返却行って来ます。」お客さんが返したビデオをケースに入れに行きました。しばらくして戻って来ると、

 「AVのコーナーって目がチカチカするぅ。どこに何があるかわかんない!」これまたでっけぇ声で感想を述べて、レジ前を賑わせていました。店内奥でコソコソしてた男性諸君、バツが悪かっただろうなぁ。

 いしかわさん 完封勝利後のお立ち台


5月21日(水) 対戦相手:伊藤さん
郵便物
 一昨日の電話から、待つこと40時間ほどで、きっちりと届きましたよ、互助会からのご案内。ちゃんと送ってくれたんですね。

 封を切ってパンフレットを開くと、まずは挨拶文。

 前略 早速資料の請求ありがとうござい…(中略)…人生において必ず通らなくてはならない…(中略)…結婚式、そして人生最後の儀式、葬儀は誰でも訪れるものです。…(中略)…結婚式も花嫁姿をお作りするのに平均100万円といわれており…(中略)…葬儀に関しては平均しても300万円はかかるといわれています。…(中略)…当社はパンフレット通り1口318000円で…(中略)…今から月々3000円の積み立てをしてみてはいかがですか?

 という文字が、重要箇所には蛍光ペンでアンダーラインが引かれつつ、ワープロで打たれています。ワープロ?

 ペラペラめくると、「露天風呂宿泊券」と「おてがる宿泊券」という割引券が。いいんじゃな〜い?このサービス。続いての用紙は、「葬儀発生時の葬家のこころえ」。ですから〜、当分ないんですって。その後葬儀関係の用紙が立て続けに3枚。やっと結婚のページが出てきて、最後にまた葬儀。言って見れば葬儀フェスティバルでした。

 ん〜、自分の死んだ時の事、考えなくも無いけど、自分の葬儀は自分で出来ないからねぇ。このパンフ、入会方法とか書いてないし、とりあえずは使わないかな?あ、伊藤さんというのはパンフに張ってあった名刺のお名前です。肩書きが『リーダー』ですって。もっと、なんかそれらしい肩書きはないの?

 2口まで加入できますってあるけど、3口で31万8千円って、計算が合わないよ。


5月20日(火) 対戦相手:マジシャン
赤坂
 マジシャンの人がテーブルマジックを披露してくれるというお洒落なバーに誘われまして、ちょいオシャレさんして行って来ました、敷居の高い赤坂に。

 まあね、こっちも一応パフォーマンスを生業にしてるもんですから、ちょっと勉強に行ってくるかぁ?くらいの軽いノリだったんですけどね、3人のマジシャン代わりバンコに簡単に捻られまして、オレひとり熱くなってましたね。途中から襟を正し、正座して、一挙手一投足を見逃さないように、超集中モードですよ。遊びに行ってるのに、仕事以上に神経とがらせてます。

 メインはカードマジックです。カード以外に道具を使わないため、相当のスキルが要求されます。って当たり前か。オレのインチキマジックとは訳が違うよ!カードの数字を当てたり、当てなかったりのフリをして当てたり。自分の指差したカードと同じカードのちっこいシールが、他のお客さんの腕に張ってあったりね。ビックリしますよ〜。
 あとはコインマジック。グラスから出たり入ったり、増えたり減ったり。あと、コインがドンドン大きくなっていったり。これまたビックリですわ。
 その他には100円ライターが曲がったり、指輪が浮いたり。生ビールに泡を足してみたり、ライムを絞ってみたり。トイレから戻ってくるとおしぼり差し出したり。サービスの徹底ぶりにもビックリ。

 熟練さんと急成長株さんとまだまだ若手さん、三者三様、演せ方もキャラクターも違うので、同じマジックをされても印象が全然違います。お店のバーテンダーさんも一枚噛んでいたり、そりゃまぁ楽しい空間でしたよ。

 で、熱くなっているから、酒飲んでも酔わないんですね。サクサク進んで、じゃあ、帰ります。いや〜楽しかった。お会計をお願いします。4人で合計

 47852円

 これまたビックリ。っていうか、この金額が一番ビックリ。赤坂マジック?


5月19日(月) 対戦相手:おばさま
電話の向こう
 あいにくの雨により、楽しみにしていたヘブン活動中止を余儀なくされ、午前中から自宅にてひきこもり。そんな時、我が家の電話が鳴りました。

 普段は『万年留守電状態』で絶対に取らないんです。用件を録音してもらえばこちらから掛け直すし、FAXならそのまま送られっぱなしだし、仕事その他の重要な電話って必ず携帯(という名のPHS)に掛かってきますからね。で、今日は、なんとなく電話に出てみました。

 「佐藤さんのお宅でいらっしゃいますか?」丁寧な話し口調の年輩女性です。
 「ご主人様でいらっしゃいますか?」ご主人様ぁ?良い響きでございますね。出て来いシャザーンの気分です。
 「こちら互助会と申しまして、結婚式やお葬式のご案内をしているんですけど…。」はぁ。
 「失礼ですが、近々葬儀のご予定などは…?」失礼ですね、ホントに。
いませんよ、僕の周りで死神に取り付かれている人は。
 「奥様は今いらっしゃいますか?」今どころか、この先も当分いませんけどね。でも一応「いえ、今いません。」
 「そうですかぁ。お子様はお嬢様ですか?」お嬢様限定ですね。結婚とかって事に繋ぎたいんでしょう。仮に子供がいたとしても僕の子じゃぁ、“お嬢様”ではないと思いますよ。チェロとか買い与えないし。
 「今日はご主人様、お仕事の方は…?」イタい所を突いて来ますね。仕事の無い日が休みの日なんですよ。
 「では資料の方を送らせて頂きたいのですが、住所は豊島区池袋…で宜しいですか?」ビンゴッ!大正解ですよ。なんで知ってるの。誰かリークした?

 なんか切手代とかもったいなさそうだったんで、最後に告げましたよ。
 「あの〜、僕、ひとりもんなんですけど。」
 「うえっ?」
 おそらくおばさま目を見開いて止まったんでしょう。次の言葉が出てくるまでにかなり時間が掛かりましたよ。
 「そーですかー。」その場を取り繕うような中身の薄〜い会話の後、「送らせていただきますね。」力なく言い張りました。

 32歳 独身貴族でスイマセンねぇ。


5月18日(日) 対戦相手:最新セキュリティシステム
自宅・駐車場
 我がアパートのすぐ隣には大家さんの一軒家がありまして、築2年くらいのまだまだ新築な雰囲気が出ています。お子さんがまだまだ小さい事と、大家さんのお母さん(ビッグファット・グランドママって感じのおばあちゃん。一見、ジャバ・ザ・ハット。よく見ると“パナ研”でおなじみ千野祐子代表そっくり。話し好きで一度捕まると最低5分は帰して貰えません。)が同敷地内(ぶっちゃけオイラの部屋の下)に住んでいるという事もあってか、防犯システムが完備されています。

 駐車場側からアパートに近寄ると赤外線センサーで夜はライトが点灯しますし、大家さんの家の入口側から入ってもライトが照らされます。
 深夜帰宅が多いオイラにとっては、パッとライトに照らされると防犯なんだか、オレの監視なのか疑問に思う事がありますが、安全はお金を出してでも買え!そして危機管理は危機が起きてからでは危機管理ではない!というポリシーなんでしょう。最近ではセンサーの位置もなんとなくわかり、突然光ってもあまり驚かなくなりました。

 夜8時半頃。仕事を終え、バイクで駐車場に乗り付け、駐車場の入口にある柵に鍵をかけ、ヘンな木から自転車に向かって伸びているツタをブッちぎり、アパートに向かって歩いていくと、大家さんの家の軒先に人影が…。暗闇の中で明らかに人とおぼしきモノが動いています。ライトは点いていません。

 ビクッ!
 一瞬にして緊張感が走ります。自分の身を守るべきか?それともここにいる賊を捕らえるのを優先すべきか?もし凶器を持っていたときの対処法は?こちらの装備はスポーツバッグにジャグリング道具とペンシルバルーンとジャージ…。勝てるのか?
 そんな危機に関する様々の事をわずか数秒のうちにイメージし、一歩ずつ近寄っていくと

 「おかえりなさーい。」

 ばあちゃんかよ!お風呂あがりなのか涼んでました、真っ暗闇のなかで。電気つけてよ、恐いから。でもある意味、最新セキュリティ。空き巣とかはマジでビビると思うよ。

 ばあちゃん、オイラが部屋に入るまで何かブツブツしゃべってました。これまた恐ぇ〜。


5月17日(土) 対戦相手:メインバンク
ニュース
 朝起きて、テレビを付けるとショッキングなニュースが。

 りそな銀行に公的資金を導入。

 りそな銀行というのは、つい数ヶ月前にあさひ銀行と大和銀行が合併した姿で、何を隠そう私のメインバンクであります。メインバンクとたいそうな事を言ってますが、銀行とのやり取りは預金が雀の涙ほどあるというだけで、別に銀行から融資を受けたり、貸し剥がされている訳ではありません。そんな小さい取引しかしていなくても、このニュースには一瞬戸惑いましたね。

 俺の貯金は…?

 聞けば、預金は全額保護されるし、営業も今まで通り行われるし、自己資本比率4%を割り込むって言われても何のことやらさっぱりワカランので気にならないし、自分の生活には何の影響もない(今のところはね。)んでしょうけど、なんだかな〜。
 そもそも、りそな銀行の“りそな”とは、“理想な”から来ているんではないか?キミ達の理想は2ヶ月で経営破綻して国の財源で建て直ししてもらう事だったのか?2兆円もの税金をつぎ込んでもらって、銀行を国有化する事が理想であったのだとしたら、それは2ヶ月前からの確信犯でしょ?

 税金投入。って事は、明後日に俺がおろすお金は税金であって、皆さんの血税を使わせてもらってるってこと?すんませ〜ん、みなさん、お世話になります。これからも養って下さいね。

 コンビニで時間内に手数料105円取られた。細かく稼ぐんなら潰れるなよ。


5月16日(金) 対戦相手:萌えさかる緑
自宅・駐車場
 もうここ何日も原チャリに乗ってません。交通安全週間というのもありますが、移動は歩き・電車・シルバーチャリオット(自転車のこと)を駆使し地球に優しい移動生活です。

 普段、原チャリとケッタ(名古屋弁で自転車のこと)は駐車場に置いていまして、駐車場というと聞こえはいいんですが、大家さんの自家用車(しかも2週間に1回くらいしかエンジンかけないんだな。)を置いておく為の未舗装・ジャリで敷き詰められた雨ざらしのスペースに、家賃と別に“駐車料金”を支払って置かせて戴いております。

 そういえば、ここに引っ越してまもなく1年が経過しますが、引っ越した当初はこのスペースには車が停まってなくて、引越しで知り合いに借りた車を停車して作業していたら大家…さんにエッライ勢いで怒られた事がありました。どうも、このスペースも貸し駐車場として不動産屋に提示していて、何も置いていない状態が普通であって、借りにきた人(借りようとして見学にきた人)が、車がおいてある所を目撃すると、話がややこしくなって困る、との事でしたが、あの怒ってた姿、見せられ損でしたね、今となっては。怒られ損なオレ。

 そんな、砂利で足場が悪く、バイクのスタンドもグラ付き、風の強い日はバイクも横たわる駐車場は自然がいっぱいです。アジサイやドクダミ、なんかヘンな木が生い茂って、新緑萌え盛るこの季節、緑色が目にまぶしい程です。そして、木々にたわむれる虫さんたちが文字通り、五月蝿となって増加しています。

 今日、久々にバイクに近寄ってみると、ヘンな木から“つる”がデデーンと伸びてて、バイクの車輪・ハンドル・荷台の部分に馴れ馴れしく絡み付いておりました。生命の力って素晴らしい。を通り越して気持ち悪いぐらい。

 バックミラーは朝顔の観察のよう。朝からいらん作業で汗ダク。