ロッカールーム

バックホームッ!

過去の試合内容
6.1〜6.15


6月15日(パパの日) 対戦相手:お野菜
我が家
 実家から荷物が届きまして、さすがにマッチは入ってませんでしたが、こっちでも買えるよ。というモノばかりがダンボールに2箱。メインは野菜です。

 午前10時に届いて、仕事で家を出るまでの1時間ほど、煮込みましたね。グツグツと。煮て量を減らさないと、冷蔵庫に入りきらないんですよ。外に出しっ放しだと、すぐに痛みますから“煮る→茹でたてをラップに包んで冷凍庫”が必勝パターンです。日曜朝から、気分は梅宮辰夫です。でも、火を使っているのでキッチンは熱気ムンムン。汗のかき方は松方弘樹です。飛び出せ!茹で仲間!

 とうもろこし、ほうれんそう、ブロッコリー、アスパラガスと煮れるモノはすべて煮ました。
 葡萄、オレンジ、トマト、きゅうり、林檎。こちらは煮れません。あんまり煮てる所は想像できません。冷蔵庫行きです。乗車率(乗冷蔵庫率)は120%を超えました。

 しばらくは野菜中心の身体に優しい食生活になりそうです。ベジタリアン気取りです。でも今日の朝飯は、まんじゅう9個と千葉産の落花生でした。胃には厳しい食生活です。

 荷物届けてくれたクロネコの配達員の髪の色は野菜と同じ・緑色。
 今日の藤原クン
 昨日、MASD(護身術の格闘技)で浴びせ蹴りを側頭部に受けたらしく、頭が痛いとの事。僕らはキミのギャグに頭を痛めています、いっつも。


6月14日(土) 対戦相手:禁止事項
大宮駅西口バス乗り場
 大宮の現場に向かうのに東武バスを使うんですけど、到着したバスの側面には、“バスに持ち込んではいけない物”というのが幾つか羅列してあります。

 細かい所まで覚えていないんですが、持ち込み禁止品は

●多量の火薬類
●揮発油・灯油・軽油
●放射性物質
●高圧ガス
●硝酸・塩酸等の腐食性物質
●動物の死骸
●多量のマッチ
 などだったと思います。よーく考えると普段あんまり手にしない物ばっかりですね。多量の火薬は花火職人でもない限り持ってませんし、放射性物質なんかシロートでは扱いきれません。硝酸・塩酸等の腐食性物質も手で掬って持っていこうにも、手がただれちゃいますしねぇ。
 多量のマッチも、そんなに集めてる人がいる訳ないじゃん!と思ったら、集めてる人、思い浮かびました。

 こないだ実家から戻った時に、お土産として大量のマッチを持ってきました。

    

 母が旅行に行ったり、お店に入った時に貰ってきたマッチらしいです。
 「あんた、持ってきゃー。」言う方も言う方ですが、貰う方もどうかしてますね。使い切れないっちゅーの。
 この他に、母が以前、小料理屋をやっていた時に誤って注文したマッチが、実家にはダンボールに2箱あるそうです。普通のマッチが50個くらいを一箱の厚紙の箱で1ケース。そのケースが何十箱も入ったのがダンボール1箱。それが2つ。我が家族ではマッチのインフレ状態があと数年は続くでしょう。

 お誕生日でケーキに!とか、蚊取り線香をつける為に!とかあなたとの愛の炎を燃え上がらせるため!いう理由でマッチ欲しい方、大募集中。メール下さい。マッチあげます。

 現在、我が家に72箱あります。


6月13日(金) 対戦相手:手相勉強中
池袋西口
 32歳にもなって普段Tシャツ・ジーパン姿で威厳も何にも無い格好な為なのか、はたまた不幸そうなオーラがにじみ出ていたのかは解りませんが、例の手相軍団(6月1日参照)にキャッチされました。20歳の男性がお相手です。。

 「今、手相の勉強をしているんですけど…。」いいですよ、ガンガン見て下さいな。
 「感情線と、生命線と頭脳線が深くて、イイ手相していますよ。とっても素晴らしい手相していますね。」まずは誉めから入ります。散々歯の浮くような誉め言葉の後、
 「でもですね、運命線が短いんですよ。」
 「ダメな事なんですか?」
 「いいえ、手相は3ヶ月で変わりますから。良くも悪くも…。でもね、ご自身の場合は良く変わっていくと思います。」

 今まで色んな方と会話して参りましたが、2人称(英語で言うところの“You”)を“ご自身”と呼ぶ人は初めてです。

 「あとですね、ココ、しわが多いですよね。これが障害線と言いまして、ほら、結構多いですよね。このせいでうまくいかない事が多いんですよ。」だそうです。ネタが出来ないのも、ギャグがスベるのも障害線のせいです。

 「今の自分に満足していますか?」出たぁ、こないだも聞きましたが、強烈な殺し文句っ!本当は「満足してますっ!」って言い張りたい、いえ、言わなきゃダメなんですけど、敢えて敵のエリアに入ってみましたよ。すると、

 「自分に点数を付けるとしたら、何点ですか?」ん〜、満点パパ!三波伸介。って知らねぇか?世代が違うんですね。とりあえず、60点を提示しました。
 「あとの40点は何だと思いますか?」知らないよ、今作った点数だから。「うーん、迷っている点かな。」ナイス俺!我ながら良い解答です。

 「実は僕、手相以外にも心理学とかを勉強してましてね…。」
 「学校でですか?」
 「いえ、学校は全く関係ないコンピューター関係なんですけど。」ホント関係ねぇ!ってか、そっち集中しろよ。
 「僕の習っている先生が見てくれると思うんですよ。普段は会社の社長さんとかあまり普通の人を診ないんですけど、ご自身だったら診てもらえるでしょうし、診てもらいたいなぁ。」
 オレはあんまり診てもらいたくないっ。あんまりじゃなくて全然っ!やっぱり“ご自身”ってのが鼻に付くから。

 「場所はどこなんですか?」
 「日暮里です。」え〜っ?今からですか?しかも診断終わるまで2時間くらい掛かるって言うし…。明日5時起きなんですけど。

 なんだかんだ理由を付けて断ってしまいました。でもね、その男性の携帯番号聞きだしまして、時間と心に余裕のある時に、日暮里に乗り込もうかと思ってます。“衝撃!手相に潜む怪しげな香り・潜入レポート”はまた次の機会に。

 お兄さんさぁ、気を許した時のタメ口がなんかムカつく。そんな高橋大輝さんの携帯番号は090から始まる11桁。


6月12日(木) 対戦相手:ハエ
我が家
 昨日、帰ってきた時には気付きませんでしたが、室内をハエが飛び回ってます。しかもかなりの大きさで、羽音だけ聞いてもブンブン言ってます。

 彼がこの部屋で生まれたのか、それとも外部から進入したのかは不明ですが、引っ越してから今まで、出没した生命体の中では過去最高の大きさを誇ってます。前に住んでいた部屋にはネズミが出ましたからねぇ。それに比べたらたいした事ないんですけど、やっぱ五月蝿いですね。うん、消滅宣言しちゃいましょう。

 キッチンの狭い部屋に誘い込んで、手には“ハタキ”。パタパタママがお掃除に使うアレです。先端の布が拡散されるので、攻撃範囲が広くなると踏んで、この武器をチョイスしました。壁に止まって手をこすり合わせているターゲットに向かって“ハタキ”一閃。

 「チェストーッ!」
 見事叩き落しました。でも、先端が布でしょ。手応えが無いんですよ。しばらく待っていると、

プウウウゥゥン
 殺れませんでした、やっぱり。よしっ、次なる武器は“輪ゴム”。これなら接近戦に持ち込む前に逃げられる心配もないし、確実でしょ。

 壁でゴシゴシしている標的に向かって、これ以上伸びないって位伸ばして、“輪ゴム”一閃。

 「チェストーッ!」
 微動だにしません。輪ゴムを引きちぎって一本モノにして、ムチのように再度「チェストーッ!」。逃げもしません。その場で手こすってます。

 「アッタマ来たーー!」
 その後、飛び道具partU“ガラスクリーナー”、partV“ファブリーズ”を投入しましたが、ことごとく失敗。やっぱり日本人って飛び道具の扱いに慣れてないんだな。竹やりでB29落とそうとした民族だからな。結局、最後には元のサヤ…いいえ、元のハタキで武蔵の如く叩き落しました。

 イラク新法には上記の理由で反対します。


6月11日(水) 対戦相手:食べる女性
新幹線ひかり号
 短くいようで短い帰郷もあっという間に終わり、名古屋駅から自由席の新幹線に。

 正月とか、大型連休の時は絶対に飛込み(つまり、きた電車に乗るという事)では座れないんですが、さすが、普通の日。バッチリ座れました。
 周りは出張帰りなのか、サラリーマンが弁当&ビール&スポーツ新聞で煙草ぷっか〜!なんですが、僕の前には女性。結構若め。席に付いた時には気付かなかったんですけど、この女性、座席倒しすぎてます。普通リクライニング一つぶん、まあ、多くて二つでしょ。この人、5つは倒してますよ。それに気付いて席を移ろうとした時には、もう空きの席はなく、窮屈なまま2時間弱を過ごす羽目になりました。

 5つも倒しているため、隣の席との間にかなり大きな隙間が出来てまして、僕からは前が丸見えなんですよ。で、この女性がどんな思いで5つも倒しているのか探ろうと覗き見てみると、

甘栗食ってます。

 栗の殻が座席の下に飛び散ってます。すんごい勢いで栗むいてます。まとめて剥いて、まとめて口に放り込んでます。ちょっと恐いです。
 
 売り子さんが「おべんとー、つめたいビール、お茶はいかがですか〜」すると女性、「すいません、お茶下さい。」

 ここしかないっ!この女性にオレの窮屈具合をアピールする絶好のチャンスが訪れました。お茶を手渡される瞬間、もしくはお金を払う瞬間が勝負です。よしっ!ここだぁ!!女性が立ち上がった瞬間、足を組みかえるフリをして前座席に思いっきりブツけました。ガーンッ!

 女性、しっかりとこちらを見ました。しばらく見てました。

 座って栗に向かいました。作戦は失敗しました…。

 すいません、ビール下さい。東京までふて寝。


6月10日(火) 対戦相手:ほんわか気分
なばなの里
 三重県・長島町に「長島温泉」というのがありまして、遊園地からホテルから植物園、アウトレットモールまで完備されている一大レジャー施設なんですけど、その植物園『なばなの里』に行ってきました。

 冬にはバラ。春には桜や梅といった季節の花のフェアなんかやってるんですが、この時期はちょうどオフ時期なのか、メインの催し物が「ハーブ展」。いまいち地味です。

 で、もうひとつの催し物はホタル。こちらは感動モノです。5月後半からこの時期までの限定でして、飼育されているので完全な「天然モノ」ではないのですが、水辺を飛び交う生きたホタルを目の前にすると、都会では味わえない贅沢な気分が楽しめます。
 そんな、幻想的な姿をデジカメにて収めてまいりましたので、全てが伝わるわけではありませんが、皆様にも楽しんでいただきましょう。→クリック

 この「なばなの里」、植物園なんですけど、食事の施設やチャペルなどもありまして、その他に温泉に入れるんですよ。
 今にも雨が降りそうな夕刻。男湯には僕一人です。貸切状態です。内湯は大理石で囲まれ、温泉独特の匂いが鼻腔をくすぐります。露天風呂にはジャグジー、打たせ湯、高い所に作られた展望風呂などがありまして、その全てを独占してきました。

 展望風呂に浸かって雲の立ち込めた空を眺めていると、都会の雑踏とか、しがらみとか、煩わしさとかとは全く関係の無い、もうなんか、どーでもイイ事なんか考えたりしますね。

 五月みどりと小松みどりって姉妹なのにどうして苗字が違って名前が一緒なんだろ?

 ホントどーでもイイ事。でも幸せな時間。


6月9日(ロックの日) 対戦相手:カメラ付き携帯電話
実家
 半年振りに実家に帰ったら、母親の携帯電話が機種変更されてまして、フリップタイプ(折りたためるヤツ)になってました。しかも、カメラなんぞ付いておりました。

 「カメラ付いとるがね。使っとる?」(日本語訳:カメラ付いてますね。使っていますか?)
 「そんなもん使った事ないわ!」(使った事がありませんのよ。)

 そーでしょーねー。だって、ウチのかあちゃん、ビデオのタイマー予約が出来ませんから。帰る度に毎回同じ説明をしてくるんですけど、次に帰ると、やはり同じ質問をされます。

 そんな主婦(今年還暦です。)にカメラ付きを勧めるJ−PHONEショップって極悪非道!?せっかくですからまだ何もデータのないピクチャフォルダにバシバシ残して来ましたよ、オレ画像。で、こちらから電話を掛けるとオレ顔が表示されるようにしてきました。

 カメラの使い方の説明は、ビデオのタイマー予約より複雑なんで、今回は割愛しました。でもメールは出来るようにレクチャーしてきましたよ。
 ただね、母携帯からコチラには送れるんですが、コチラから向こうには何度やっても送れないんですよ。登録とかしなきゃいけないんでしょうね。説明書を必死に読んだんですが、メールに関する説明は「別冊・メール編」にて。

 「ねぇ、説明書、もう一冊なかった?」
 「あったけど、捨てた。」

 J−T09のメール編説明書が余っている方、いただけませんか?


6月8日(日) 対戦相手:上下関係
大宮
 大宮にある結婚式場の現場の、道を挟んで反対側には、埼玉栄高校の女子ソフトボール部のグラウンドがあります。チャペルの鐘が
 「カラーン!カラーン!」とお二人の祝福を奏でている時、対面では、
 「ファイッ!オー!ファイッ!オー!ファイッ!オー!」ランニングしてます。

 仕事帰り。大宮駅に向かうバスに、練習終わりのソフト部員たちが乗り込んできました。先輩たちはバスの前方に、後輩たちは後方に座ります。勿論先輩方が全員乗り込んでから後輩がゾロゾロ入りますし、先輩が全員座ったのを確認してから後輩は席を探し出します。

 小銭が無い後輩が、停車中に後ろから前方の両替機にダッシュしてきました。前に陣取った先輩たちに、
 「失礼しまっす!」ウイーン。チャリンチャリン。小銭を手にして後ろに戻る際に
 「失礼しまっしたっ!」タッタッタッ。

 まあ、でっけえ声だこと。さすが、体育会系。普段から
 「声出していこーぜっ!」の精神です。
 その後、細かいのを持っていない後輩たち3人、立て続けに「失礼しまっす。」「失礼しまっす。」「失礼しまっす。」

 うるさいよ!ホント失礼でしょ、他のお客さんに。少なくともオレに。

 大宮駅で部員が各々、別方向に散ろうとする時も、後輩は最後まで
「失礼しまっしたっ!」
 大号令で、行き交う人びとの注目を集めていました。

 本当は言いたいでしょ?「あたいはアンタ達のかませ犬じゃねぇーーっ!」って。言っちゃえ。


6月7日(土) 対戦相手:親御さん
イクスピアリ
 舞浜の仕事。待ち合わせの時間に早く到着した為にコーヒー飲んで時間調整していると、ヨチヨチ歩きのお子さんを連れたお父さん発見。

 お父さんはお子さんを抱っこしていたんですが、しばらく歩いてお子さんを歩かせ始めました。その子の上着には背中の肩甲骨の部分からヒモが伸びていてお父さんがその端をしっかり掴んでいます。

 犬の散歩みたい…。

 子供はあんまり意識してないと思う暴れっぷりなんですが、冷静に考えて、この子の人間としての尊厳、ナッシング!トラウマにならなきゃいいけど。

 この親子がその場を去った後、違うお母さんがやはりお子さんの手を引いてイクスピアリを闊歩していました。こちらは人間的扱いですねぇ。でもね、お子さん(女の子)、熱いのか、自分のスカートを思いっきりまくしあげて、しかもね、この子、パンツ履いて無いんですよ。

 ツルツル。

 お母さん「恥ずかしいからやめなさいっ!」あのですね、お母さん。恥ずかしいのは回りだと思うんですけど…。

 かたや放任主義。かたや束縛。 育て方色々。
 今日の藤原クン
5時半の披露宴お開きの後、急いで『ワーシャー』。そして、東京駅の「大丸」のビアガーデンに。ウチラ仕事の真っ最中にすでにベロベロ(推定)。


6月6日(金) 対戦相手:頭で伝する
川越街道
 韓国から素敵なお客様がいらしているそうで、草ナギ剛(別名・チョナンカン)さんもハングルでインタビューするみたいなんですが、そのせいか、都心は拡声器を付けた窓ガラスの無い車で賑わってます。

 今日見かけた一団は、自慢の拡声器から
 「チャララー、チャララー、チャララー」仁義なき戦いのテーマ
 や、
 「チャララー、チャッチャッチャッチャラ、ラララー」必殺仕事人のテーマ
を、大音量で流して殺る気満々です。

 お国の事を真剣に考える人達?ですから、今回のお客様には何かご不満な点があるのでしょうが、この人達、いっつも口だけというか、ドナリ散らしてばっかで、ポジションが『外野』って感じですね。

 王シフト(つまり右方向に偏った守備)な人達ですから、過去の責任問題に触れられるのがイケスカナイんでしょうが、だったら、直接会って話ししてみてはどうでしょうか?もっと『近くて近い国』に近づくと思うんですけど。

 でもこの渋滞はなんとかならないの?まるで牛歩戦術。って真逆じゃん!宣伝カーに挟まれた軽自動車なんか見ると可哀想になってきます。運転席のお姉さん、どうしたらいいのかオロオロ。たぶん涙目です。追い抜けないし、前に進めないし。僕には救いの手を差し伸べる事さえ出来ません。自分でなんとかしてね。

 5万デシベルくらい出てます。ある意味ストリートパフォーマンス。


6月5日(木) 対戦相手:おばあちゃん
階下
 僕の部屋の下には大家さんのおかあさんが住んでいる事は、もう皆さんご存知ですよね。(バックナンバー5/18参照)
 で、そのおばあちゃん、話好きなんですよ。“話をするのが好き”というよりも、“しゃべるのが好き”といった感じです。だからこっちが聞いてなくてもしゃべります。

 だいたい一日1回。多くて2回の接触で済むんですが、今日は過去最高4回のアットバット。
 第一打席は天気の話。晴れて良かった。熱くなりそう。要約すると大体そんな感じですが、ゴミを出しに行く普段25秒で済む作業が4分掛かりました。

 第二打席は昼。ドンキホーテに出掛けようと自転車に乗った瞬間、背後を取られてました。ゴルゴ13か伊賀忍者のように…。で、話題は「とうもろこし貰ったんだけどいる?」要約するとこれだけです。剥き出しのとうもろこしをカゴに入れてドンキに行くのもどうかと思って、丁重にお断り申し上げました。

 第三打席は、夕方。ひと通り用事を済ませて家に戻ると、お花に水をやっているおばあちゃん。話題は「夕方になって涼しくていいわ☆」から始まって「お仕事楽しい?」と、質問スタイルに戦法を変えてきました。
 「でも、司会のお仕事って大変ね。」
 僕の仕事、伝わってなさそうです。司会とかやった事ないし…。17分半に及ぶ乱打戦は一方的に打ち負け、部屋の扉を閉めるまで、おばあちゃん打ちまくってました。

 第四打席は、深夜。コンビニに行くのに足音を殺しながら階段を下りると、お風呂上りのおばあちゃん。団扇パタパタしながら
 「フゥ〜。」
 「こんばんは。」
 「あら、これからお出かけ?大変ね。」
 あなたをどう振り切ろうか考えるのが大変です。ちょっとした油断で、
 「この界隈には井戸水が出ていて、今でも井戸が枯れてない…」始まりました。

 26分は涼んでました。オレも涼みました。


6月4日(水) 対戦相手:出稼ぎ外国人
浦和美園駅
 埼玉スタジアムで浦和レッズの試合がある時に、ピエリングしておりまして、今日は特別試合『浦和レッズvsフェイエノールト』ですよ。
 サッカー知らない人の為にちょこっと補足しておきますと、小野伸ニ(←アクエリアスとか車のCMに出てます、現在オランダ・フェイエノールトで膝故障中のサッカー選手)が以前日本で所属していたのが浦和レッズなんですね〜。そりゃ、お客さんも楽しみでしょうよ。ヤンキースvs巨人みたいなカードです。

 あいにくの雨模様。激しくは降ってないんですが、雨をしのげる場所が一箇所しかなくて、唯一のポイントの歩道橋の下でお客さんを賑わせてます。

 すると、どこからとも無く外人の行商人がやって来まして、でっけースーツケースからビニールシートとTシャツを並べ始めるではありませんか。ここで言うTシャツとは、ヨーロッパのサッカーチームのレプリカで、小野やベッカムやデルピエロモデルがありました。『一番』とか『闘魂』とか書いたヤツはないです。

 一応僕らは浦和レッズさんからの正式なオファーで仕事してるんで、堂々と演ってますけど、外人さんもたくましいよ。警備員に何回か静止されても
 「オーケー、ジャースグニ、ドカスヨ。」
 どかしませんねぇ。退かさないばかりか、売り場拡張。パフォーマンスエリア減少。そのうちTシャツのエリアの方が大きくなりまして、傍から見るとウチラ、Tシャツ屋の販売促進活動ですよ。ウチラまで警備員に止められるんではないかと内心ビクビクしてました。

 しかも外人さん、器用なんだな。ジャグリングのボールを持ち出してクルクルまわし始めました。売り場には大きな輪が出来て、ウチラ、更に肩身の狭い思い&雨ざらし。

 駅に戻る途中、違う外人さん達が、こちらは雨に濡れながらグッズを売っていました。日本に来て間が無いんでしょうか。唯一しゃべれる言葉がタオルの値段

 「センエーン!センエーン!」

 電車に乗っても「センエーン!」が耳から離れません。


6月3日(火) 対戦相手:魔界転生
シネマサンシャイン
 超話題映画…なの?魔界転生。
 公開される前はプロモーション(窪塚クンが婚姻届出せなかったとか。あ、これは映画と関係ねーか。)で色々と話題にはなりましたが、公開後にはキアヌとかに話題かっさらわれてイマイチぱっとしない感じがします。そんな映画を私の手で日の当たる世界にエスコートして…などと大それた考えは一切なく、今週で打ち切られるというので見てきました。

 見ていない人の為に映画のあらすじは…沢田研二のヤツと一緒です。窪塚クンにも光るものは無く、ちょっと期待していきましたが、正直ビデオで良かったな、という気持ちです。

 で、佐藤浩市演ずる所の柳生十兵衛が、最後に窪塚クンの天草四郎をやっつけて話が終わるんですが、天草が消滅した後に、天草が付けていた十字架のネックレスが、誰もいないのにピクリと動くカットがあってスタッフロールが流れます。

 なんかまだ敵がいる→ホントは天草生きてるの?→続編作ります。みたいな含みのある終わり方だったんですけど、そこで問題!次回の新たなる敵とはいったい誰でしょう?

 A.窪塚クン復活。新たな魔界の力を得て、再び十兵衛の前に。
 B.沢田研二。お前にゃ任せておけんっ!天草は俺のモノだっ!
 C.三國連太郎。親子対決!会社社長であるお父さんの武器は勿論“釣り竿”。

 正解は、次回作でね。


6月2日(月) 対戦相手:自動改札
新宿駅
 小田急線からJRに乗り換える為の新宿駅。ここの自動改札を通るためには、

 1.小田急の切符をポケットや財布から取り出す。新宿までの料金か確認する。パスネットなら残高に注意。
 2.JRの切符、もしくはオレンジカード、またはSUICAを用意する。
 3.改札で自分の番がくるまでじっと待つ。時間がかかろうともイライラしない。
 4.自分の番になったら、まず最初に小田急の切符を入れる。
 5.続いてJRの切符を入れる。
 
 これだけの事が出来れば、誰もがすんなりと乗り継ぎ出来るんです。なのに、なのに何故いつもここは混雑しているの?必ず誰か止められてるよねぇ。ストッパーの餌食になっているよねぇ。で、うっとおしく思ってそのままストッパーを無視して通り過ぎる人いるよねぇ。で、キンコンキンコン鳴ってうるさいよねぇ。

 人件費を削減するための自動改札のはずが、ここは必ず駅員が2倍くらいいて、しかも普通の駅員よりガッツリ働いてます。自動改札機の天板、開けたり閉めたり忙しいです。端っこにある駅員詰め所も困った顔したお客さんで大行列が出来ています。

 とにかく込むのよ、ここの自動改札。3人にひとりは流れを止めます。お年寄りなんかあたふた。おばちゃんなんかパニック症候群ですよ。「あら、やだわー」てな具合でね。止める止める!

 ストッパー大活躍!巨人の河原よりイイ仕事してます。


6月1日(断髪式の日) 対戦相手:女性キャッチャー
池袋西口
 日曜夜の穏やかな人の流れの中で、チョコマカと走り回る女性3人。やたらと目立ちます。こちらで女性に声をかけたかと思えば、すぐに手を振られ、すぐさま猛ダッシュで違う女性をキャッチ。その行動の素早い事。チャーリーエンジェルズ?チャーリーズエンジェルズ?

 この3人組、行動は必ずひとりでダッシュです。で、ターゲットはひとりで歩いている女性。しかも、どっちかというと、白いスニーカー&色褪せたジーンズor長めのスカートでうつむき加減の薄幸そうな女性ばかりに声をかけています。決してギャル系とか、ブランド物大好きっ娘には手を出しません。絞り込んでます。

 ましてや、このオレ様なんぞには絶対に声かけたりしませんね。長時間ネバってグラサンとか指輪とか外してキョロキョロしたりして、
 「今日、東京に出んてきたばんかりだべ、オラ。」
な、オーラを出して餌を撒いたんですが、食いついてきません。ケッ!やはりスタイリッシュでビビッドでセレブでソフィストケイティッドな雰囲気は滲み出てしまうモンなんですな。となれば、作戦変更!

 花壇の端に座っていたひとりの女性が捕まりました。ウンウン、幸薄そう。横に座ってお話をコッソリ聞いてみましょう。捕まえた方(以下、キャメロンと呼ぶ。決してキャメロンディアスには似つかないけどね。)は

 「手相の勉強をしているんです。見せていただけますか?」お前ら手相見るために走ってたのかい?
 「すごくイイ手相してますよ。」オレのも見て欲しいな。
 「頑張れる人なんですね。」そんな所まで最近の手相学では解るの?

 すると、キャメロンのもとに別行動のドリュー(やっぱりドリューバリモアには似てません。どっちかと言うと“ドヒャー”って感じ)合流。そしてふたりで獲物の性格分析。捕まったアナタも、目の前でそんなにケチョンケチョンにけなされて、悔しくないの?

 「頑張ってるんだけど、カラ回りしちゃうんですよネ。」キャメロン続けます。
 「一直線な方なんですね。」そういうアンタは“カーブ多し、危険”って体型してますけどね。
 「なんかすごく勿体無いなぁ。」ここで過ごしてる時間が?ありゃ、イタい所突かれた。
 「そんな自分を変えてみたいと思いませんか?」でた〜!殺し文句。全てはココに行く為の布石でした。すると、捕まった女性、
 「変えたいと思ったんですけど…&$#@#…。」ゴニョゴニョ言いながら去って行きました。悔しそうなキャメロン&ドリュー。そんな二人に満面の笑みで掌を差し出しましたが、無視してダッシュして行きました。

 こんな3人組のキャッチャーに捕まったら、笑顔で相手してあげて下さい。時間の許す限りで。僕は相手にもされませんでしたから…。サミシイ…。

 この試合、誰の勝ち?