ロッカールーム

バックホームッ!

過去の試合内容
8.1〜8.15


8月15日(終戦記念日・大雨) 対戦相手:国家と資本家とあと…誰?
豊島区民センター
 ヒロさんが労働組合の集会でネタを披露するというので見に行ってきました。

 終戦記念日に労働組合の集会ですよ。会場横の中池袋公園には“こーあん”の人達が雨の中視察に来ていて、警視庁の車両も停車しています。何かあった時にはいつでも出動しよう!という意気込みの表れです。そんな中ノンポリの、社会の事とかあんまり深く考えていない芸人が会場に入るにはちょっぴり勇気がいりました。ヘルメットとかマスクとか角材とか持って来なくてよかったんだろうか?

 6階のホールに上がって受付を済ますと、ロビーには…お弁当を広げたおじさん、おばさん。何か和気藹々としてます。『人権の〜』とか『労働者の〜』とかタイトルの付く出版物の販売。ガリ版印刷で『冤罪の〜』とか書かれたチラシ。Tシャツや小物のバザー。これから闘おうという姿勢が伝わってくるロビーではありますが、お弁当の匂いが立ち込めているのは、ほんわかしますね。

 開会の挨拶の後、ヒロさんのコント。

                   
                      どんな会かというのは、後ろの垂れ幕で一目瞭然です。

 その後、新潟日報の記者さんによる、“拉致”に関するレポート。そして、前半戦のメインは韓国からのお客様。全国民主労働組合総連盟ソウル本部副委員長であり、前全国事務金融労働組合連盟・未組織労働者特別委員会委員長でもあるキムさんのお話。長いね、肩書き。

 このキムさん、韓国では第一線で活躍する“闘争家”(こんな説明で良いんでしょうか?すいません、無学で…。)で、公演の中で、飽きないように身体を使ったパフォーマンスをします。させます。
 “8拍子”と言われるのがそのひとつで、例えば…例えばですよ、
 「有事法制、絶対反対!」
 という、スローガンを掲げた時に、言葉の間に手拍子を挟んでいきます。

 「有、チャッ、事、チャッ、法、チャッ、制、チャッ、絶、チャッ、対、チャッ、反、チャッ、対チャッ!
 有事、チャッチャッ、法制、チャッチャッ、絶対、チャッチャッ、反対、チャッチャッ!
 有事法制、チャッチャッ、チャッチャッ、絶対反対、チャッチャッ、チャッチャッ!
 ゆーじほーせーぜったいはんたいチャッチャッチャチャチャ、チャチャチャチャッ、チャチャ!」てな具合です。

 あと、“律動”というのがありまして、歌にあわせて身体を動かすというモノなんですが、右の手刀で相手の心臓を刺し、左でもう一度刺して確認し、右手の刀を斜めに振りかざし、それに左手を添えて相手を斬ると言う内容の動きを、『鋼鉄の労働者』という曲に合わせて踊りました。

 ホントに社会勉強不足で申し訳ないのですが、今までこういう集会に出た事がなかったので、イマイチこのような動きをする事に抵抗があったのですが、回りの参加者はそりゃ、真剣に考えて参加している方ばかりです。“8拍子”や“律動”にも積極的です。ひとりだけジーっと座っているのも浮いてしまいます。立ち上がって同じ動きをしていました。流されやすいね、オレ。

 前半戦が終わり、休憩の時間に席を立ちました。自分の勉強不足もありますが、何だか前半だけでお腹いっぱいになり、そのまま会場を後にしました。

 やっぱりノンポリでいいかな、オレ。

 当日1500円 途中で試合放棄。これって負けですか?


8月14日(木・雨) 対戦相手:寒さ
関東地方
 10月下旬の寒さだそうで、もう今年の夏は終わりましたね、完全に。

 昨日の夜から毛布出して寝ましたよ、あまりにも寒くて。あっちー日にガーって洗濯機回して、毛布洗ってドヒョーって干して押入れに閉まって冬に向けようと思っていたのですが、毛布も休む間もなくすぐさま登板しました。ご苦労様です。

 勿論出掛ける際は長袖着てます。リストバンドも膝サポーターもしてます。冷房が強い時もそうなんですけど、急に寒くなると手首とか膝とかの関節が痛いんですよ。年かもね…。なーんて慰めよりも、この気候の方が問題でしょう。そりゃヒマワリもコメも育たないっつーの。

 皆さん、夏らしい事、しました?全然してないんですよ、ぜーんぜん。唯一したかな?といえば、ファミリーマートでラップに包まれているスイカ(16分の1で250円)をがっついたくらいですね。海の家もプールサイドもカブトムシも、流しそうめんも稲川淳二も線香花火もひと夏の経験もしてません。いまから大逆転するには…何しましょうか?

 ビールがあまり美味しく感じないのはオレだけじゃないよね。


8月13日(水・曇り) 対戦相手:じゃんけんで出すモノ
海老名・ビナウォーク
 水曜は映画の日。ビナウォークは混雑しています。

 ビナウォークで必ずやる事の中に、『ジャンケン風船プレゼント』なるものがあります。ビナウォーカー・エディーさんとじゃんけんして勝った人にはパンチングボールの風船をあげるんですが、13時のこのショーには15人ほどのお子さん&親御さんが集まりました。

 じゃんけんをするに当たって、前に言われた事があります。

 「エディーさん、小さいお子さんはチョキを出すのが苦手なんで、極力グーかパーで勝たせてあげて下さい。」

 そんなアドバイスは頭の中にはあるのですが、いざじゃんけんをすると、そこは勝負師魂にメラメラと火が点いて、つい勝ちまくってしまいます。風船を多くプレゼントしたい主催者の意図に反して、何度やっても勝ってしまいます。もうそれはお子さん相手のゲームでは無く、欲しいものは自分の手で勝ち取れ!という人生講習会と化しています。

 一応、気は使っているんですよ。さっきグーだったから、次はチョキ出して、出来るだけ同じ物が続かないように…とか。でもこちらの思惑が裏目裏目にでてしまい、何度やっても風船が掃けていきません。

 開始前から並んでくれた女の子、全く勝てません。ずーっと観察していると、その子はチョキしか出していません。初志貫徹タイプなんでしょうか。しかも負ける度にお母さんの所に行って、勝てる試合を逃したりします。風船も少なくなって、もしかしたら、その子には回らないかも。そんな優しい天使のような心使いで、次はパーを出してあげよう。そして、

 「じゃんけんポイ。」
 女の子、硬く拳を握り、天に突き出していました。グーでした。

 ごめんね、もう風船無いんだ。毎日やってるから、明日また来てね。


8月12日(火・曇り時々雨) 対戦相手:血液の流れ
西村柔道整骨院
 夏気分も満喫していないうちから夏バテ気味で、腰に張りを感じるし、右半身が重い。そんな時はメンテナンスでしょう。

 電話予約した際に空きが全然無かったのですが、無理を聞いてくれて治療してもらう事になりました。治療室に入ると先に施術されていたおばさまは、もう泣きが入っています。
 「あいたたたたぁー。死んじゃう、死んじゃう。」
 すると先生、
 「死んじゃった方が、楽になるかもよ。」
 相変わらず毒舌です。

 チタンベルトで全身の緊張を解きほぐし、いよいよ僕の番です。
 「先生、どうも右側と腰が重いんですけど。」
 「うーん、ここだなぁ。」
 足首ギュッ!
 「うわぁぁぁあー。ったったったー。」
 ピンポイント攻撃で楽にしてくれます。すんげぇ痛みと共に。足裏、ふくらはぎ、太もものスジ。ぜーんぶ痛いっす。痛さもある限度を越えると、悲鳴が笑い声に変わってきます。

 僕がチタンベルトされている間、隣で悲鳴を上げていたおばさまは、今、僕の悲鳴&笑い声を聞いてゲラゲラ笑っています。人の痛みって本人にしか解らないんですよ、所詮。

 痛みに耐える中、先生はキリストや仏陀などの宗教論から、生体エネルギー、学生運動などのありがたい話をして下さったのですが、痛みが先行していて、何を話したのかぜーんぜん覚えていません。でも、必殺・空手チョップされたのは覚えています。おかげで肩のコリは楽になりました。ズキズキするのはチョップが綺麗に入った為で決して肩こりのせいではない…と思いたいです。

 40分 6000円 保険利かず。でも良いですよ。


8月11日(月・秋の空気) 対戦相手:ボクシングファン
後楽園ホール
 松元ヒロさんのお知りあいの息子さんがボクシングをしていて、稽古後試合観戦。プロレスなら生で見たことはありますが、ボクシングは初めてです。なんかドキドキ。

 格闘技のメッカ・後楽園ホールでは催し物があるときに必ずダフ屋が出てるもんですが、今日は…お休み?隣の東京ドームでは日ハムvsオリックス。やっぱりお休みですかね。

 試合会場に入るとすでに1試合目が3ラウンド目に入っていました。比較的小さな会場なので、後ろの席でもしっかりと見えます。東京ドームや横浜アリーナで見ると、選手の顔は豆粒ほどでモニター無しでは何が行われているのかさっぱりワカラン。それに比べると小ホールでの試合は温かくて面白いです。

 お客さんの声援(という名のヤジ)もはっきり聴こえます。

 「おらーっ、やっちまえーーっ!」
 この場合の“やっちまえ”は漢字を当てると“殺っちまえ”でしょうねぇ。

 「ぶっ飛ばせ、ホラ早くっ!」
 言う方は簡単に言いますなぁ。やってるでしょ、頑張って。

 「はい、いいよ、右出して。そう、そう、もっと足使って、そうそう、ボディ、いいよー。」
 セコンドでも何でもないんですが、セコンドより声出している人も。

 負けて涙を流して悔しがる選手に、
 「おらぁー、泣くなやー、ようやったようやった。……泣くんじゃねーよ。」
 その罵声に泣きたくなります。ビール飲んですっかり出来上がってるし。

 お知りあいの息子さん「半田志門」クンは最終4ラウンド目に鼻血を出しながら、残り時間1分で逆転KO勝ち。やっぱり練習量が半端じゃないそうで、ヒロさんと二人、
 「練習量と場数かぁ。どの世界でも同じなんですね。」
 妙にしみじみしてしまいました。

 9試合 計2時間半 やる気いただきました。


8月10日(日・台風一過) 対戦相手:ミクロネシアン
海老名・ビナウォーク
 約1ヶ月半ぶりのビナウォークです。こんなに間が開くと、何をするのか忘れている事が多いです。何をするんだっけ?ピエロ?違います。「ビナウォーカー」です。

 夏休みという事もあってイベント盛りだくさんです。通常のビナウォーカーによる風船プレゼントに加え、“風船教室”なるものが増えていました。でもあんまり難しいモノは教えません。なぜなら皆が風船出来るようになると、コチラのお仕事が減ってしまいますから。

                        
            今日の相方さんはビナウォーカー・ガイこと井川ちなみさん。恐いよ、この顔。

 どちらかというと我々は脇役に徹していて、メインの催し物はウルトラマンが来たり、よさこいがあったり、サンバを踊ったり。今日はサイパンから来日するダンサーによる“ミクロネシアンショー”。やしのみカップ着けたフリフリのダンサーさんに会えると思うと、仕事にも熱が入ります。

 ダンサーさん達の控え室は僕らの隣の部屋。ワクワクして仕事の準備をしていると、入ってきたのは小錦関(現ナントカ親方)をひとまわり小さくしたような色黒の外人さん。そして次々と登場しました。男女問わず全員プチ小錦。あれ?ボン・キュッ・ボンッ!は?いないの?急にテンション下がりました。あ〜あ。

 “ミクロネシアンショー”はこの横にデカいダンサーさん達のダンスと、サイパンの魅力を紹介するクイズ大会、そしてサイパングッズが当たるジャンケン大会で構成された30分のステージなんですが、出番が5回もあって、最終18時のショーを終えた皆さんはゲッソリして…ませんね。

 ショーの合間に登場するキャラクターがいるんですが、サイパンのキャンペーンだけに“サイパンダ”です。

           
       左からダンサーさん・サイパンダ(中身はガイさん)・ビナウォーカー姿(楽屋モード)のオレ。
                                 勿論、被ってみました。


 このキャラクター、微妙〜。かわいい…の?


8月9日(土・台風) 対戦相手:台風10号
我が家〜大宮
 天気予報とのにらめっこです。朝の時点で台風10号は三重県に上陸しました。ここはまだ降ってないっ!よしっ、出掛けるなら今だ!

 バイクに乗って20メートル走った所で雨が降り出しました。すぐさま停めて雨ガッパを装着。板橋駅に向かいます。走り出してから1分後にはどしゃぶり。間一髪!
 でも風が強いのなんの。バイクが持っていかれます。ヘルメットも飛ばされそうになります。時速18キロでのトロトロ運転。雨脚は強くなるばかり。自分の力ではどうにもならないこの状況に、久々に大声で吠えました。

 「んなーぁ、もおーーぉ!!!」

 カッパも羽織っただけなので、首のすきまや襟元から雨が進入し、板橋駅に着いた時にはカッパを着ているのにズブ濡れ。カッパもオレも仕事放棄寸前です。

 大宮の現場ではさほど雨にはたたられませんでしたが、風が強い。今の阪神よりも強い。ひとたび風が煽るとお客さんや式場専用の傘がポキポキ折れていきます。瞬殺です。あんなに簡単に傘って折れるんだなぁ。

 おそらく傘を作る職人さんは、若い頃から丁稚奉公し、骨と布の構造力学を学んで、一本一本丹精込めて傘を作り上げ、出荷する時は我が娘を嫁に出すような離れがたい思いもあった事でしょう。そんな職人さんの人生と思い出を一瞬のうちに燃えないゴミと化してしまった台風10号。つ・み・つ・く・り。

 瞬間最大風速60mって、風に乗れば一瞬で60m飛べるの?


8月8日(金・台風接近中) 対戦相手:DDIポケット
ビッグカメラ
 使っていた携帯(何度も言うようですが、PHSです。)の調子が悪く、ついに買い換えました。よっ!最新機種!

 前に使っていたのは機種変してから10ヶ月経ち、変更可能にはなりましたが、新機種が発売されてからまだ間もなく、しかもお値段が高め(どーせ数ヶ月待てば大暴落しますよ。だってPHSだもん!)な為、変更に躊躇していましたが、その10ヶ月を見越していたかのように、壊れました。

 具体的には、折りたたむ継ぎ目に隙間が空いて、しっくりと閉まりません。何度もガチャガチャやっているうちにポロッと銀色の小さいパーツが取れました。うん、買い換えよう。即決でした。

 最近の携帯電話(PHSも含む)は10ヶ月タイマーが付いていて、作動するとパーツが取れたりする機能付きでしょうか?
 それとも僕の知らない間に、竹中経済金融担当大臣がこっそり忍び込んで、買い替え→経済発展を狙って携帯を壊していったの?

 何はともあれ新型の機種は絶好調です。カメラが内蔵されていて(註:いままでのPHSはカメラを別に取り付けるタイプで、“不携帯なカメラ”でした。)、505シリーズでは100万画素とか当たり前になっていますが、時代に迎合しない11万画素!ちっちぇ〜な〜。

                        
                  で、オレ顔。 画像を軽くしなくても充分軽いです。

 余計なゲームなんぞ付いていないし、文字学習機能もパワーアップ!
 前の機種なんか「きのう」って打ち込んだら「機能」が一番に出て、「帰納」が出て、一番使う頻度の多い「昨日」が3番目に出てきます。それに対してこれは一度使った文字や文節を記憶してくれます。メール活動もスピードアップです。写真も添付できます。あれ?普通ですか、これ。
 
 でもDocomoの携帯には写真が送れません。
 何故だかは…知りません。 


8月7日(木・曇り) 対戦相手:厳しい視線に折れる心
館山・七夕祭り
 都内から2時間弱で館林に到着しました。去年に引き続いて今年も登場です。今年も暑そうだ…。

                   
                  “分福茶釜とつつじのまち”だそうです。知ってた?

 ジャグリングでの出演という事ですが、横須賀で試した『小泉ジャグリング』が日の目を見る時がやってきました。さて、どうなります事やら。

 「今日は、素敵なゲスト、小泉純一郎さんが来ています。どーぞー!」
 場内、シ〜ン。
 「午前中にね、甲子園で始球式をしてきたんだけどね…。キャッチボールはブッシュ大統領としっかりやってるから、大丈夫なんだねっ!」
 あいかわらず、シ〜ン。その後の数分、ボールジャグリングの最中、空気が重いこと…。このネタ、今日を限りに封印?

                 

 他の得意ネタで取り返し、何とか面目躍如。2ステージ目は政治色の一切無い、ほのぼのとしたステージになりましたとさ。

 七夕祭りなんですが、短冊の立て方がちょっと違います。

                

 このヒラヒラ一本一本に願い事が書いてあるんですが、気を抜いて歩いていると、ヒラヒラが絡まります。しまいにゃ、子供が引きちぎってましたよ。そんな扱いで願い事叶うんか?

                

 素敵な張りぼてや奇妙な楽器“ヴィオリラ”(←大正琴の変形で弦で引いたりします)演奏でお祭りの夜はふけて行くのでした。

 30分×2ステージ 小泉ネタ以外はGOODJOB!


8月6日(水・晴れ) 対戦相手:店員・中川さん
十条・マクドナルド
 打ち合わせのため、朝からバイクでブーンと十条です。普段、朝10時前と言うと家でウダウダしてる時間ですが、たまに外に赴くと、確実に街は動き出している時間なのですね。

 駅前のマクドナルドで時間まで待つ事にしました。朝マック終了間際のこの時間、カウンターでせっせと働いている人は平均年齢50オーバーのパートのおばちゃんです。いらっしゃいませ!の挨拶から、注文の取り方までマクドナルドというより“スーパーいなげや”なのですが、お店としては貴重な戦力には違いありません。

 カウンター傍のテーブルで店内の様子を覗っていると、ご近所さんと思しきおばさまが入ってくるなり、
 「あっついわねぇ、ミルクティ頂戴。」
 すると、カウンターにいた店員の中川さんは
 「レモンとミルク、どちらにいたしますか?」

 おいおい、ミルクティにレモン入れるのか?ミルクティにミルク入れたらそれはミルクティではなくてミルクミルクティでしょ。

 続いてサラリーマンが
 「すいません、アイスティ下さい。」
 「レモンとミルク、どちらにいたしますか?」
 「じゃあ、レモンティで。」
 「ミルクティですね。」
 聞いたそばから間違えたよねぇ、中川さん。

 只今、ミルクティ販売強化月間?


8月5日(火・曇りのち豪雨) 対戦相手:空模様
浅草
 今日からワークショップ…と言いたい所ですが、参加者少数のため、無くなりました。そんなわけで、当分毎週火曜日はオフ日です。

 木村公一さんが住む浅草で、町のお祭りがあるというのでパフォーマンスを頼まれていたですが、ワークショップの為、代わりに広田クンにお願いしました。で、ワークショップが無くなったので彼の仕事っぷりを拝見。

 最初は、いきなり行って驚かせてやろうという意図の元、浅草公会堂の界隈をグルグル巡りましたが、お祭りの雰囲気がないんですよね。新仲見世通りは普通の営業状態。まさか、埼玉県から南下してきた雷雲のために中止?オレ、無駄足?

 広田クンの携帯に掛けて、何とか木村さんと合流。控え室に案内してもらいました。

 「お疲れっす。」
 「あ、エディーさん、お疲れ様です。」
 「何で寝そべってるの?もうやる気ないの?」
 「何言ってんスか〜。ストレッチですよ〜。」
 「いや、どう見てもくつろいでたよねえ。出番前からビール飲んで。」
 「いや、これは…。」
 「ところでさあ、すんげえ雨降って来たんだけど。」
 「そうなんですよ。今、どこで演ろうかの検討をしてもらってるんです。」
 「呼んだでしょ、雨。やりたくないから。」
 「呼べる訳ないじゃないですか〜。」

 そんなこんなの雑談の後、係りの人が、
 「じゃあ、7時前からお願いします。」
 「広田クン、結構待ち疲れたんじゃない?」
 「ええ、エディーさんと話してると疲れます。」
 「質問の答えになってないよねぇ。」

 7時前に小降りとなった合間を見て無事、マネージャー業務&晴れ男っぷりを終了。その後また雷&雨。広田クンは大雨の中、原チャリで帰っていきました。

 という訳で、イベント業者さん、火曜日ヒマしてます。お仕事あります?広田クンにではなく、僕に。


8月4日(月・晴れ晴れ) 対戦相手:管理人さん
稽古場
 松元ヒロさんのソロライブの稽古です。池袋界隈の稽古場でネタ作りの日々が続きます。

 稽古場と言っても色んな場所がありますが、ここは区の集会場です。月に1回の抽選会には色んな人が集まります。お茶やお花や俳句の為に場所を確保する老人会、婦人会の方や、一度の抽選に何人も人を送り込んでくる劇団など。

 区の施設って“芝居の稽古”で使われるのを嫌う所が多いんですね。たぶんゴミとか喫煙とかのモラルがなっていない、というレベルの理由でしょうけど。だから、利用目的の欄には“パントマイム”と書きます。なんか芸術の香りがして、はったりが利きそうだからです。場所によっては“パントマイムの打ち合わせ”とか書きます。なんだよ?“パントマイムの打ち合わせ”って。打ち合わせをマイムでやるんでしょうか?良く解りませんが、とにかく貸してもらえれば良いのです。

 ここの管理人は老人会の方が務めています。老人福祉の一環なんでしょう。

 稽古時間少し前に来て鍵を開け、利用承認証を受け取って、おじいちゃん、おばあちゃんは一旦家に帰ります。そして、稽古終了時間間際にまた、「のっそ〜」とやって来て僕らが帰った後に点検をして、建物を後にします。

 今日は稽古場に管理人さんが居ませんでした。承認証は必ず渡す事になっています。次回の稽古の時に渡せばいいかっ。そう思って、受付カウンターを見ると、置手紙が。

 パントマイムさん、利用証を置いといてください。

 パントマイムさんって、外人さんみたいですねえ。おそらく、パントマイムが何であるとか、もうどーでも良いんでしょうね。すると、僕以外に誰も居ない稽古場の、赤電話(未だに10円入れるタイプ)が懐かしいベル音で鳴り響きました。

 「はい、もしもし。」
 「もしもし?」 おばあちゃんの声です。
 「○△×区民集会所です。」
 「え?」 え?って、あなた管理人さんでしょ。あなたがお仕事している場所の名前に対して、え?とはまたモチベーション低いですねえ。
 「あの〜、おたく、パントマイさんですか?」

 パントマイムの間違いですね、絶対。

 “ム”を探しています。見つけた方、ご連絡ください。


8月3日(日・晴れ) 対戦相手:熱と破裂音
飯能・レイクサイドパーク宮沢湖
 『夏休み・大道芸まつり』という事で、バーベキューコーナー特設ステージで1時間のショー×2回。都心と違って緑も多い埼玉県飯能市ですが、今日も暑そうです。

 湖の周りで木々に囲まれたプチテーマパークで、メリーゴーランドなどの遊具やアーチェリー場、動物園などもありますが、ステージの周りに木陰が…ないよねえ。また紫外線浴び放題?

 ショーの構成として、2名のピエロが40分のパフォーマンス+20分のバルーンプレゼントで計1時間ですが、はたしてお客さんが1時間無事でいられるか心配です。昨日の事もあるしね。

 直射日光を浴びていますから、風船が劣化し易い環境です。後半の20分に備えてあらかじめ風船を作って仕込んでおくのですが、前40分の間に、膨らましておいた風船がドンドン割れていきます。熱には勝てませんがな。

 もらったお客さんも、風船をもらう前の緊張感・ドキドキ感から解放されて、ホッとするんでしょう。もらった風船をつい地面やアスファルトに付けてしまって

 パーンッ!

 配る傍から割れていきます。配っている方は冷や汗モノです。正確には暑くての汗ですけどね。

 風船ショーもいよいよクライマックス。7本の風船を使って作った超大作を、ゲームにて一人の男の子にプレゼントし、軽いインタビューをして、客席に戻ってもらいました。そして最後の挨拶をしている一番イイ所で

 パンッ!パパンッ!パーンッ!

 その男の子の風船が連続して割れました。お客さんの視線は全て彼の方に。いっちばん注目されなきゃいけないシーンでさ。で、彼の風船は跡形もなく消し飛んでいました。

 形あるモノは必ず壊れるのだから…。心に仕舞っておいて下さい。


8月2日(土・梅雨明け) 対戦相手:猛暑
よこすか開国祭
 昨日から、よこすか開国祭が行われています。JR横須賀から京急汐入に掛けて、暑く熱くお祭り騒ぎです。

 控え室となる“大道芸本部”に向かう途中のドブ板通りには、こんなものが…。

                     

 キャスター・出光ケイさん、地球に張り手でもかましたんでしょうか?すんげえ力持ち!

 全部で3回の出番があったんですが、なんせ暑くて。見ているお客さんの方がフラついてます。30分の持ち時間でしたが、30分演ると、お客さんがバッタバタ倒れそうな暑さだったので、ショートバージョンを何回かに分けて行いました。


                        
                          アイちゃん(左)とアキノちゃん(右)。
                        ちなみにアキノちゃんは、別に大統領夫人ではありません。
                          荷物の番とかお手伝いをしてくれました。ありがとね。


 場所が横須賀という事もあって、昨日小道具を購入して、新ネタを披露しました。そのネタとは…

             
                    横須賀が生んだヒーロー“小泉クン”でのジャグリング。
                              みなさん「感動したっ!」
                     後ろに見えるのは“軍艦”です。


 まあ、あまりにも暑くて、とにかくバテました。汗もいっぱいかきました。お客さんも汗かいてました。お付き合いいただきありがとうございました。汗の量と投げ銭の数は必ずしも比例しません。

 本日の収入 20分×4ステージで3742円+25セント

 外人さんに入れてもらった25セントコイン。どこで使うよ?

 本日の支出 交通費1640円+小泉カツラと鼻2362円 赤字です。

 GOOD SWEATTNG いい汗かいたね。


8月1日(金・晴れ) 対戦相手:控え室
山王銀座商店街
 馬込と大森の中間にある『山王銀座商店街』でピエリングです。しかし、暑いね。

                   
            「好きです!山王ロマンチック通り」 なにかロマンチックな雰囲気が…
 
 控え室となるのは、商店街2班の班長である所のカスヤさんのお宅です。案内されるとそこは…めっちゃ普通の家です。居間に通され、そこで着替えやメイクをしますが、居間だけに、でっけー仏壇とかが普通に存在します。桃がお供えしてあります。その横には、おそらくカスヤさんのお父様であろう方のお写真が黒い枠でかこってります。遺影です。イエ〜ッ!

 本当に普通の家で、普段、他人様の家にお邪魔する機会なんてないですから、まじまじと観察してしまいます。何か高そうな壷とか、龍の置物とか、打出の小槌とかがあります。
 電話には
 『畑田さん 一時半』のメモが貼ってあります。メイクするテーブルには、おそらくおばあちゃんが飲んでいるのでしょう飲み薬が放置してあります。

 かなりの時間が経ってから、おばあちゃんがお茶を入れてくれました。熱っ!あったかいお茶だったんですね。

                 
                          こんな感じの現場です。

 ピエリングの後、女の子が寄ってきて、
 
 「ねえねえ、32歳でしょ。」
 なんでわかるの?ピッタンコ・カンカンです。そんなにわかりやすいかな?オレって。

 控え室という名の居間に戻ると、盆踊りを終えたおばあちゃんが入ってきて、
 「あらら、お疲れ様でしたねぇ。」
 と、言いながら、浴衣を脱ぎ始めました。リビングルームですから、くつろぐ為のお部屋ですけど、おばあちゃん、くつろぎすぎですよねえ。襦袢が見えてますよ。

 うれし恥ずかしワシャ帰り