ロッカールーム

バックホームッ!

過去の試合内容
2.1〜2.14


2月14日(土) 対戦相手:真偽
大宮
 春一番が吹きました。3月後半の陽気で、こんな日に結婚式をあげる人は幸せですよ。だってバレンタインデーだもん。(根拠無しっ!)

 大宮の式場でピエロです。いつものように、お客さんを驚かそうと思ってパントマイムの人形振りでお出迎え。まあ自分で言うのもなんですが、見事なまでの人形振りなんですよ。ピエロが人形のフリをしてると言うよりも、人形がピエロメイクしているかのような、そんなパーフェクト人形振ラーです。

 列席する、おそらく新郎の友人が、僕の傍らを過ぎる時に、連れの友達に聞いています。

 「本物?偽者?」

 気持ちは解ります。でも質問の詳細が見えてこないですよ。足りない日本語を補足するなら、

 「このピエロ、本物の人形?それとも偽者の人形?」
 「このピエロ、本物の人間?それとも偽者の人間?」
 「このピエロ、本物のピエロ?それとも偽者のピエロ?」

 って事ですよね?でも、略すとどの意味にも取れてしまいます。

 「このピエロ、本物の偽者?」って意味かも。うん、正解!


2月13日(金) 対戦相手:落し物
池袋ニ丁目
 暖かな春の日。天気も良く、誰も彼も皆、街に繰り出しています。

 池袋二丁目の交差点の歩道にはセレブ風(もしくは有閑マダム)奥様2名と、各々が連れたお犬様が二匹。計4体の生命体、計6本の足が、日差しを楽しみながらウロウロしています。

 奥様は談笑に夢中。お犬様はお互いじゃれ合う素振りもなく、友達以下・お知りあい未満。
 「最近いかがですか?」「あー、相変わらずですよ。アハハ。」「…。」「…。」
 そんな関係なのでしょう。あとは各々自由行動。ウロウロ、ボーッ、たまに車にドキッ。そしてまたウロウロ。

 すると一匹が急にピタっと止まり、お尻を小さく振りながら

 モリモリッ!

 出しました。アスファルトの濃いグレーにくっきりと浮かび上がる、鮮やかな黄土色の半練り状の物質。絵の具の黄土色ってこんな色だったよなぁ、と小さな記憶が蘇ります。

 奥様も手馴れたもんで、ポーチからティッシュを取り出してキャッチ&ビニール。そして何もなかったかのように、また談笑に戻りました。

 アスファルトの石と石の継ぎ目には、事件発覚からのスピード解決までの様子が、黄土色の絵の具で書き残してありました。

 石に挟まった残りのブツは、土に返るのかな。


2月12日(木) 対戦相手:東京スポーツ読者
山手線
 東急でのマイムに向かう池袋駅ホームで夕刊紙・東京スポーツを購入しました。これで渋谷まで退屈しなくて済むね。

 東京スポーツ、略して『東スポ』はスポーツ新聞ですが独自の切り口で記事を取り上げ、独特の観点から紙面を構成し…と書くと格好良く聞こえますが、タブロイド紙です。買うのは男ばっかりです。一面とかは大っぴらに広げられない恥ずかしいタイトルの時もあります。
 ちなみに今日の一面のタイトルは『巨乳お天気お姉さん、晴れなら脱ぐ』でした。

 山手線に乗って座席に座ると、隣に座った女性が東スポを手にしていました。横並びで東スポを広げる男と女。なんか絵になるよね。でも、隣で同じモノを読んでいるというのは、ちょっと恥ずかしい気もします。街で同じ服を着ている人にバッタリ会ってしまった時のように。

 でも、そこは東スポ歴14年のベテラン。そんなことでは負けていられません。ベテランの意地とでもいいましょうか?堂々とした態度で、一面の『巨乳お天気お姉さん』を中に折り込みます。いえ、恥ずかしいんじゃないんですってば。

 片や、隣の女性は東スポに慣れていないんでしょう。広げてプロレスのページを折り返すまで、とても時間が掛かっています。折り方も雑です。ぐちゃぐちゃになった紙面は、心の乱れの現れです。動揺しているのが見て取れます。それでも彼女は必至に「我がプロレス交遊録 北斗晶が語る“私の戦友A”」に目を通しています。一心不乱です。

 ワタクシはと言えば、折り目きっちり。見事なまでの長方形。折り返す姿は優雅そのもの。おそらく『東スポ昇級試験』があれば黒帯は間違いない程の、スタイリッシュな読み方です。読んでいる記事は「芸能界 ゲイ・シンジケート」なんですけどね。

 新宿駅でお隣の女性は東スポを網棚に置き去りにし、足早に下りて行きました。他の記事は読まなくて良いの?20円分しか読んでませんよ。新宿で乗ってきたサラリーマンに、残りの記事は引き継がれました。ナイス・リサイクル!

 120円 週末は競馬の記事で厚みが増します。


2月11日(建国記念日) 対戦相手:なぞなぞ
中野・MOMO
 知り合いのクラウンYAMAさんが舞台に出ています。見に行ってきました。

 出し物は、お子様向け音楽劇といった所でしょうか。ですから、客席にはお子さんが溢れ返ってます。客入れ時からお子さん泣いてます。一人泣くと、こぞって泣きます。泣いたもん勝ちです。
 泣け!思いっきり泣け。そして、男は強くなっていくん…あ、女の子なのね。

 お子さんが退屈しないように、開演前に仮面の男が出てきて、パネルに書かれたなぞなぞを出していきます。そちらに集中してお子達の泣き声も止んでいきます。僕も33年の人生全てを掛けてこのなぞなぞに臨みます。

 そこで出されていたなぞなぞ

 転んでばかりいる虫はなーに?

 こりゃ簡単ですわな。転んでばっかりですよ。だから、悪戯で足をもがれたコガネムシ!うん、小さい頃よくやったなぁ。真っ直ぐ歩けねぇんだ、これ。

 トイレに入るたびに痩せるものはなーに?

 こりゃ、どうですか?ちょっと難しいですね。でも僕はすぐに解りましたよ。答えはトップモデル。モデルさんはそのスリムな体型を保つ為に、食べたものをすぐに吐き出し、中には親指に吐きダコが出来ている人さえいます。あの世界でトップをキープしていくのも大変なのですよ。

 おでんの中のチクワとハンペンの関係はなーに?

 さあ、最も難しい問題です。解ります?これもすぐ解りました。答えは“不倫関係”です。しかもドロドロです。不倫当初の新鮮さやドキドキ感はもうそこには一切ありません。どちらかというと嫌気さえしています。何かキッカケさえあれば、綺麗に清算してしまおう。お互いそう思っていてもズルズル続いてしまってます。つまり煮詰まっているんだね。

 正解がわかった方、書き込みまで。そして、正解を知りたい方はMOMOへ行って下さい。15日まで。


2月10日(火) 対戦相手:水戸黄門
ドンキホーテ
 なんとか法(名称知りません)が施行されて、価格の表示方法が消費税込みの表示に代わるそうです。100円ショップでは105円の表示になるんだって。それに伴い(かどうかは知りませんが)、ドンキもまたまた売り場に大移動がありました。だから、迷うんだっつーの。

 買いたいものは見つからず、欲しくないものばかり目に入ってしまいますが、トイレ・バス用品のコーナーにこんな素敵なアイテム発見!

                    
                      なんじゃこりゃ?ちなみに右の絵は箱の側面です。

 入浴剤なんです。正式名称は『水戸黄門 黄金の湯 江戸風温泉にごり湯ゆずの香り』。長えっ!しかも江戸風って何?

 水戸黄門フィギュアが、全7種類+シークレットで付いています。7種類の内訳は、
 黄門様 助さん 格さん 風車の弥七 悪代官 越後屋 腐敗武士 で組み合わせによってはジオラマが出来たりします。例えば、悪代官+越後屋+弥七の組み合わせで“密談を天井裏でこっそり聞く弥七の姿”とかね。詳細はコチラをご覧下さいな。

 で、対象年齢が、

 20才以上

 なんでな?入浴剤を誤って口に入れたりしない年齢?それとも水戸黄門の渋さが理解できるのが20才以上って事なの?

 結局出てきたのはこのフィギュア

                         
                 黄門様。しかも単彩バージョン。石造りみたいで渋いっす。

 この紋所が目に入ったら、湯に入らぬかぁ!


2月9日(肉の日) 対戦相手:肩書き
フリーペーパー
 街をテケテケ歩いていると本屋さんにフリーペーパー(無料の情報誌)を見つけました。タダにはめっきり弱いワタクシ、タダより重いモノは無いけど、何冊もカバンに入れて持ち帰りましたわさ。

 運転免許パンフレットやタウン誌、情報誌、割引クーポン誌。その中で、以前にも書いた(『ロッカー〜』9月24日参照)ホストさん紹介雑誌を発見。サクセスストーリーを駆け抜ける男たちを一挙紹介。時間つぶしには最適な雑誌です。

 各お店のイベントやお誕生日会の様子が紹介されています。写真みるだけでもスンゴイんですよ、ホストさんのお誕生日って。

 花は飾られるわ(写真には『著名人からの花も多数。』とか書かれていますけど、名前見ても誰一人知らん!)、シャンペンタワーは立つわ(シャンパンファイトやキャットファイトは無し!)、ロマネコンティやドンペリゴールドの空き瓶がそこかしこに散らばるわ(どんな味か良く解りません)、華やかな世界には華やかな演出が相応しいのだなぁと実感します。

 良く読んでみると、お祝いをされる人達は、それなりに役職がついていて、やはり入ったばかりのペーペーや売掛けを回収できないダメなメンズにはこのようなご褒美は無いのでしょう。

 色んな役職がありますよ、この世界。

 代表取締役 取締役 常務 専務 顧問 主任 副主任 店長 支配人 幹部補佐 相談役 部長 次長
 プロデューサー コーディネーター 総支配人 幹部代理 マネージャー 

 誰が一番偉いの?まるで政治家の肩書きみたいでよく解らん


2月8日(日) 対戦相手:バレンタイン商戦
イクスピアリ
 舞浜のホテルで祝福のお手伝いです。向かう途中のイクスピアリはバレンタイン商戦真っ只中で、様々な売り文句という名の銃弾が飛び交っています。バキューーン!

 各店舗が店の前に黒板を出して、モスバーガーの店先のように、その店独特の暖かさ溢れる“謳い文句”を掲げています。

 お二人の特別な日に、お二人だけのオリジナルパヒュームをお作り致します。(香水屋さん)
 大切な記念日に、誕生石をあしらえたペアのリングを…。(宝石屋さん)
 バレンタインランチ・期間限定4800円。(飲食店)

 皮細工屋さんの看板には、
 
 3枚におろしたヌメ皮を丁寧に仕上げたアクセサリーを、大切な方へ

 ヌメ皮?3枚におろす?皮業界に疎いもんですいません。たぶん素敵なアクセサリーなんでしょう。でも僕の想像力の中では、ぬめーっとした皮がまな板の上で出刃包丁でおろされた絵しか浮かびません。

 でも、この商法、ある意味何でもありですな。

 バレンタイン限定 今、お亡くなりになった方には、お棺に素敵なラッピングサービス
 期間限定 借金を全額返済されたお客様には、担保の一部キャッシュバック

 なんてどう?


2月7日(土) 対戦相手:春の風
山手線
 土曜日の、しかも午後。街に出ると、陽気も手伝ってか人が溢れています。

 渋谷に向かう山手線ホーム。階段から上がった付近は、やはり混雑しています。少し歩いて人の少ない所へ移動すると、すぐに電車がやってきました。おっ!空いてる。ラッキー。

 車両中央部の長椅子にドガっと座り、窓から差し込む日差しに春の訪れを実感し、ん〜、そよ風も気持ちいい…ってそよ風?あー、窓が開いてるんだ。

 心地良い風を身体に感じながら・・・ちょっと寒くない?窓閉めましょうよ、どなたか。うん、寒いねぇ。絶対に寒いよ。これ。

 でも、窓が開いている理由がすぐにわかりました。しかも車両が空いている理由も。

 臭いんです。とーっても臭いんですよ。僕の右隣の長椅子に、シート一区画独り占めのノーホームのおじさん。デデーンっと寝そべっています。髪の毛パリパリに固まって、着ているコートやズボンと顔や手が同じ色しています。モスグリーンです。でも、靴は脱いでいます。

 週末のお出かけで着飾った人達とは一線を画した、というかその人達が一線を画してますが、だーれも寄り付きません。みんなスルーして隣の車両に移動していきます。小さいお子さんの手を引いているお母さんなんか、「見ちゃダメ!」ってな具合に、思いっきり手を引いて急いで移動していきます。「伝染るわよっ!」そんなお母さんの叫びが聞こえてきそうです。うん、この匂いは衣服に伝染るね。

 渋谷までガラ空きの快適な小旅行。鼻さえ詰まっていればノープロブレム&ノーホーム。


2月6日(金) 対戦相手:娘
煙草屋・アリエス
 『角の煙草屋さん』。この言葉にどんなイメージが湧くでしょう?僕の中では、小さい頃から商店街の人気者的存在の、言わば街の“プチマドンナ”がお手伝いしている(ただの家事手伝いか?)。もしくは、元刑事の探偵が裏情報を得る収集所のイメージです。

 へいわ通りにある煙草屋・アリエスには看板娘がいます。“煙草屋”といえば“看板娘”です。“たらちね”といえば“母”です。
 ここの看板娘さん、いつも大人気です。若くて可愛くて、店はいつも賑わっています。そんな娘さん見たさ…ではないですよ。たまたま手持ちの煙草が無くってさぁ、たまたまそこのお店の前を通りかかったからさぁ、行ってみたさ。う〜ん、客寄せられパンダ見物人。

 路地に面したガラス戸に人影はありません。喫茶店のような店構えですが、煙草しか置いていない店内に入って、

 「すいませ〜ん、キャメルマイルド下さい。」

 すると置くから看板娘…娘?50年前なら娘でしょうおばあさんが時速1キロ代のスピードで、

 「はい?何ですか?」
 「キャメルマイルド1カートン下さい。」
 「キャ…。キャ?」
 「キャメルマイルドです。1カートン。」
 「…トン?」
 「キャメルです。え〜っと、(手持ちの箱を見せて)コレです。」
 「あ〜、ちょっとわからんねぇ。」

 商売っ気ナッシングです。現・看板娘もいなければ、元看板娘としてのプライドもナッシング。結局すぐ外の自販機で買ったさ。

 アリエスとは牡羊座の事。ほんと、羊のようなおばあさんでした。


2月5日(木) 対戦相手:場違い
海をモチーフにしたテーマパーク
 千葉県にある巨大テーマパークでオーディションを受けてきました。4月からの期間限定イベントの出演者枠で、今日のお題は『ディアボロ』です。

 ディアボロとはジャグリングの一種で、別名“中国ゴマ”とも言います。中国で獲れた胡麻ではないので、摂取しても血行は良くなりませんし、絞っても油は出ません。コマです。クルクル回るコマです。

 この話を頂いたのが、月曜日。はい、演りますし、実際ショーでも演ってますけど、大した事出来ませんよ。技術も拙いですよ。たぶん小学生の方が上手いですよ。それでも良ければ参加させて下さい。

 本社前で待ち合わせして集まったメンバーは、『テレビチャンピオン・ジャグリング王選手権』で前回優勝した現役高校生(ディアボロの世界チャンピオンだってさ)を筆頭に、若いけど凄いテクニックの持ち主数名。そして、これまた高い技術を備えた中国雑技系の方数名。そしてプロで活躍している人、数名。いいのか、こんな所に来てしまって。

 オーディション会場に通され、すぐさま皆さん自分のディアボロを取り出し練習開始。かたや私、衣装に着替えましたが、あれ?みんな衣装着ないの?ってか持ってきてないの?

 今更ジタバタしてもしょうがないもん。だから演れる事だけを演りました。しかも、普段自分で演っていて楽しい事をそのまま演ろうと決めていたので、演っちゃいました。鷲っ鼻と白髪のヅラ着けて、小泉でディアボロ。審査員の皆さん、笑ってました。どちらかというと苦笑いですけどね。

 アメリカの町並みで演るショーのオーディションでしたが、アメリカに貢献している小泉さん出しときゃ合格するのは間違い…あり?

 感動したっ!オレだけ。


2月4日(立春) 対戦相手:経絡秘孔
西村柔道整骨院
 2・3日前から腰痛がヒドくて、特に座っていると痛みが走ります。新米刑事のように走ります。痛みがあると言う事は、身体が「整体に行け!」とサインを出しているのでしょう。

 午前中に予約電話して、夕方治療に。予約時間の5分前に到着すると待合室で少しお待ちくださいとの事。色々観察していると、神棚があるのに気付きました。

 榊が埋けてあり、破魔矢も飾ってあるのですが、それ以外に、

 モデルガン?

 神棚にモデルガンって、先生、神様に怒られませんか?それともここの神様はチョウ・ユンファ似?そして、モデルガンの横にあるのは…十手?銭型平次好きなチョウ・ユンファ似の神様?なんじゃい?このラインナップ。

 時間になり、着替えて診察開始。先生曰く、背骨が曲がっているそうな。下半身の筋肉(ふくらはぎやフトモモですよ。まあ違う筋肉も持ち合わせていますが…。)が凝り固まる事で足首や膝が固くなり、それが腰に影響を与えるのだそうです。

 骨もいじられますが、筋肉をほぐす作業も重要です。そして、筋肉をほぐす為にスジを柔らかくしなければなりません。自分では解んないんですけどね、血管(もしくはリンパ液?)の詰まり具合が触診で解るようで、そんな時は普通の揉みこむマッサージではなく、先生が指一本で、

                     

 下肢を施述した後は上半身の出番です。腰をかばって横腹の筋肉も硬直しているらしく、それをほぐすのにまたまた指先ひとつで、

                  
                上の絵は指4本使ってますが、同じような事をされました。

 その後、頚椎をグギグギッ。最後に背骨をガシッ!

 あまりに痛い時、人は笑います。隣で施術を受けていたおばちゃんも大笑いしてます。二人とも大声出しすぎて声かれるくらい笑ってました。知らない人が聞くと楽しそうな診察室。

                  


2月3日(節分) 対戦相手:ワゴンセール
歌舞伎町
 移動販売というものを街でよく見かけます。ワゴン車を改造したりして、クレープやお花、ランチ専門店やバーなど様々な業種がこの販売方法を活用しています。

 今日、新宿コマの前で発見した車は、車体に『ディスカウント・ペット』と書いてあるペットショップ。横を通りかかっただけなので、詳しい値段も見ず本当にディスカウントかは確認できていませんが、ちょうど店じまいなのかカゴに入ったペット達が車に隙間なく積まれていく姿は、

 ドナドナ?

 チワワは目をウルウルさせ、ブルドックはにっちもさっちもどうにもならない様子、猫は〜足元で踊り〜♪、ウサギは寂しくて死んじゃう☆そんな光景でした。

 可愛い〜小牛〜売られてゆくよ〜♪って、売る牛がいないから悪戦苦闘の飲食店。


2月2日(月) 対戦相手:遅刻ぎみ
南池袋
 月の初めは稽古場抽選会の日です。松元ヒロさんのソロライブ用の稽古場を取りに来ています。朝10時からの抽選会ですが…。

 昨日の打ち上げで家に戻ったのが3時30分過ぎでして、やべっ。起きたら9時過ぎてんじゃん。で、身支度してバイクダッシュ(法定速度遵守!!)して、ふぅ〜。9時58分だよ。しかも、腕時計は1分47秒程進めてあるので、正確にはあと3分ありますね。

 ここの抽選は早いモン順ではなくて、集まってからクジを引いて、番号の若い順番に好きなコマを取れるので、ギリギリに入ってもクジでの大逆転が期待できるんです。

 扉をガラガラっと開けると、

 もう始まってんじゃーーーん。

 クジが行き渡った後でした。貰った番号は一番最後の17番。そして、お花や踊りや編物で使うおばさま達と何組かの劇団員の手続きを横目で見ながら待つこと40分。やっと回ってきたよ。

 1ヶ月を午前・午後・夜間と分けた計90の枠の中に、各団体の名前が書き込まれてありますが、色んな名前があるんですねぇ。

 おばさま方の編物の団体『水曜会』。金曜日にお稽古入れてありますけど、それでも水曜会?
 劇団の『時速12km』。徒歩ですか?ジョギング?バイクでこの速度は経験上、とっても危険です、遅すぎて。

 そんな僕が用紙に書き込んだ名前は…『パントマイム松元』。どうです、素敵でしょ?

 1コマ 500円 だからここは大人気なのさ。


2月1日(日) 対戦相手:ラヴラヴチュッチュ
渋谷O-Crest
 『COLORS』さんのライブ最終日。連日の満員御礼ですが、今日も昼夜公演ともに満席ソールドアウトです。

 僕の仕事は、会場整理です。イス席や桟敷席にお客さんを詰め込んでいきます。瞬時に開いている席を発見し、お客さんの人数に応じた素早い対応。そして、窮屈さや、席を移動していただく時に少しでも不快な表情を察知し、ひたすら頭を下げる。それはもう、とびっきりの笑顔で対応です。

 もうひとつ仕事がありまして、本番が始まると音響さんのブースの隣から、記録用のビデオ撮影をします。一旦ブースに入ってしまうと、会場の様子は一望出来るのですが、何かハプニングがあった時は鉄柵を、よっこらしょ!って飛び越えなくてはならず、フットワーク80%ダウンです。

 本番が始まって数分後、遅れて来たお客さんが入口付近に溜まります。立ち見です。この時点で開いている席は無く、また僕も対処できないので、放ったらかしになってしまいます。

 一組のカップルが立ち見に疲れたのか、予備用で置いてあったパイプ椅子に座りました。他のお客さんの迷惑にならなければ、まぁいいかなぁ。黙殺しましたが、なんとそのカップル、一つのパイプ椅子にふたりで、しかも女性は男性の膝の上に座っています。

 入口の非常灯は完全暗転を狙う為に幕を掛けてありますが、カップルが座っているコインロッカーの辺りは薄暗い灯りが点きっ放しで、暗転中もカップルのシルエットは僕からは世界まる見え特捜部です。

 コントの合間の暗転になる度にそのカップルはチュッチュします。明転〜コントでゲラゲラ〜暗転〜チュッチュ〜明転でゲラゲラの繰り返しです。

 コント見てラヴラヴ度が上がるって素晴らしいねぇ。僕はもう、ビデオのモニターよりもあなた達に視線釘付けさぁ。だから時々何か訳分からない、柱とかが映っていたら、僕があなた達をじっと見ていた職務怠慢の証さ。

 1時間45分のコント 3500円、3時間4800円のご休憩とどっちがお徳?