ロッカールーム

バックホームッ!

過去の試合内容
4.16〜4.30


4月30日(金) 対戦相手:おばあちゃん
旧居
 とうとう最後の日がやって来ました。長い間お世話になった旧居の鍵を返しに大家さん立合いの元、最終点検です。

 燃えないゴミも今朝出しました。粗大ゴミも明日引取りに来る為、今日のこの時点で外に出しておきました。ラスト掃除機もかけました。現状復帰です。どうですか、大家さん。いくら位、敷金返ってきます?

 部屋を出るときに、大家さんが忘れ物がないかの確認。そして、念押しで水道や電気・ガス・郵便の手続きをしたか聞かれました。オッケーです。全て終わってますよ。

 階段を下りると待ち構えていたおばあちゃん。
 「水道や電気、ガスの手続きは終わった?」
 手続きだけでなく、その質問もさっき終わりましたよ。大家さん(おばあちゃんの息子さん)が「さっき聞いた。」などと制しても「郵便は?」などと追い討ち攻撃。

 いよいよ、感動のフィナーレ。大家さんに(ついでにおばあちゃんにも)挨拶をして、鍵も返し、新住所と振込先を書いた用紙を渡して、お世話になりました。ありがとうございました。ドラマなんかにしたら、ちょっとだけウルッとくるシーンです。

 「近くにきたら遊びに来てくださいね。」と大家さん。
 「その時には、柿1個あげますからね。」とおばあちゃん。
 柿…しかも1個だけですかぁ?その後、おばあちゃんによる、庭の柿、今年の収穫予想が45秒ほど。せっかくの“ウルッ”もすっかり乾きました。

 再び感動の挨拶をし、今日の空のように晴れ晴れした気分でバイクに乗り込むと、エンジンをかけるまでのわずかな時間におばあちゃん寄って来て、

 「どう?新しいトコの住み心地は?」昨日も聞かれました。昨日も答えました。その後、住み心地に関する話題(勿論おばあちゃんの一方通行)が約2分ほど。晴れ晴れした気持ちに少し雲が掛かりました。

 ありがとう、おばあちゃん。幾つもの話題をくれて。おばあちゃんフォーエバー!!

 その後、新居の家賃を払いに、こちらの大家さん(おじいちゃん)に接触。何にも面白エピソードなし。

 ○おばあちゃん(完全勝利)おじいちゃん●


4月29日(GREEN DAY) 対戦相手:おばあちゃん
旧居
 明日は燃えないゴミの日、そして大家さんに鍵を返す日。仕事を終えて稽古に行くまでのわずかな時間で、ゴミのまとめと掃除です。

 よしゃ、これで明日すんなりとお返し出来ますよ。部屋を出てバイクにまたがる直前に、買い物帰りのおばあちゃんと遭遇。自転車にいっぱい荷物を搭載しています。

 「いや〜、つかれた。あら、これからお仕事?」この“これからお仕事?”というのは、仕事に行くのを確認するというよりも、もはや季節の挨拶なのでしょう。

 僕の“これから”を説明する暇もなく、

 「いや〜、池袋の西口まで行ってきたら時間掛かっちゃって。」喋り出しましたねぇ。

 「今日は西口で何かイベントでもあったの?」
 知りません。西口行ってませんし。僕がイベントに携わる仕事をしてると何となく解ってのこの質問でしょうか?でも「知りません。」では素っ気無いし、「そうみたいですね。」って言ってました。

 「芸術劇場の所で一本、道を間違えて、すぐに帰ってくるはずが、2時間もオーバーしちゃって、布団干していったんだけど、もう、しけっちゃってるわよねぇ?」

 しけってますねぇ、どう見ても。でも寝てる間に水分補給出来るんじゃないかな?っつか、どーでも良いです。

 おばあちゃんの今日一日の動向が手に取るように解りました。

 都内の道路事情から豊島区の催し物、そして布団の湿気まで、目まぐるしく変わる3分30秒


4月28日(水) 対戦相手:おばあちゃん
旧居
 土曜日に粗大ゴミの回収があります。お金を支払って引き取ってもらうのですが、有効利用できるものは人にあげましょう。その方が地球と財布に優しいですから。

 組み立て式の2段ベッドがありまして、上はロフト、下は引き出しつきのテーブルという優れもの。上手く使えば収納には事欠かないんですよ。重くて場所を取るのが難点ですが。ステレンジャーの道具関係を納めるのに、ステレンジャー基地の滝野川支部倉庫に引き取ってもらう事になりました。

 ステレンジャー司令と小島さんが車で乗り付け、荷物の運び出しの様子はプチ引っ越しです。すると我が家のイベント事には必ずといってイイほど顔を出すおばあちゃん登場。お前、この前引っ越し終わったんじゃないの?てな顔つきで見ています。
 鉄パイプや天板に使うベニヤの合板を運び出していると、おばあちゃん、それを見て、

 「ベニヤ〜、ベニヤ〜♪」歌いだしました。ベニヤの歌?作詞作曲おばあちゃん、歌おばあちゃん。発売日は未定です。

 2段ベッドを運び出し、じゃあついでにこれ出すのも手伝ってくれる?全長2mの鏡。これ一人で持てないんですよ。外に出しておいて土曜の粗大ゴミで回収してもらいますから。でっけぇモノが部屋から出てきて、おばあちゃんまたまたあきれ顔。

 鏡を割られたりしないよう表面にタオルを張ってる作業中に、ばあちゃん色々と話し掛けてくるんですけど、声が小さくて何言ってんだかわっかりましぇーん。それでも「そうですねぇ。」なんて相槌を打ちながら、こちらとしては大人の対応。聞き取れないながらも単語に集中し、たぶん、最寄駅について聞かれた質問でしょうな。でっかい声で、

 「要町ですっ。」
 「はぁ?」
 人の話は聞いてないのかい?

 夜、ラジオが終わって明日のゴミを集積所に出そうと旧居に立ち寄ると、またまたおばあちゃんに遭遇。
 「あらあら、これからお仕事?」

 僕の手には45リットルのゴミ袋。これ持って仕事でも行こうかな。っつーか、この時間から仕事しないし。無いし。


4月27日(火) 対戦相手:99円
SHOP99
 板橋の稽古場の近くに、最近流行りの『99円ショップ』が出来ました。元祖ステイエローの小島さんは、いつも稽古場にここで買った食料を持ち込んでいます。そして、あいかわらず食べ続けています。

 99円ショップ初体験。ここが普通の100円ショップと違うのは、生鮮食料品が置いてあるという事です。肉も野菜も冷凍食品も99円です。食パンもおにぎりも99円です。勿論100円ショップにある文具やプラスチック製品もね。

 うおっ!?弁当までありますよ。こんなのが99円だったら飛ぶように売れて…ませんね。表示をみると『399円』とか『499円』。まあ、でも「99」繋がりで貫くポリシーは、企業の方向性なんでしょう。

 店内を見回して、あれ?99で繋がらない商品を発見。それは、

 東スポ

 あと、東スポと同じ夕刊紙で、東スポよりもサラリーマンの股間を刺激するつくりの『ナイタイ』。ともに120円です。そうだよね、さすがに新聞は99円で買えません。でも企業努力するんなら野球とプロレスの記事だけで99円とか、競馬の出走表(G1レースは1枚、ナイター競馬は2枚で)99円とか、デーブスペクターの芸能記事は…9円でいいや、是非とも“9”にこだわって欲しかったです。

 オレなら“男セン”のページに99円出すね。


4月26日(月) 対戦相手:目の色
池袋周辺
 ライブの為の稽古場を借りていて、今日の昼は稽古場にこもってネタ作り…のはずが、5月5日のステレンジャーの台本作りで大半が過ぎていきました。オレ稽古はいつになったら本腰が入るのでしょう?

 稽古場の帰り、ハンズの裏手をバイクで移動中に信号で停車。まもなく青に変わるという時に、一人の外人さん(欧米系)が歩行者信号は明らかに赤なのに、横断し始めました。もうすぐコチラは発進します。他人事なんですが、ドキドキしてきました。

 コチラの信号が青に変わっても外人さんはマイペース。車のクラクションで世間と真逆の動きをしている事に気付いた彼は、急いで安全地帯まで駆け抜けていきました。

 その後、家に向かう途中の川越街道で、今度はママチャリの後ろに子供(やっぱパツキン)を乗せた外人さんが、やはりこちらが停車中ではありますが、歩行者用の信号はちょっと前から赤に変わっている横断歩道を、悠悠自適に進んでいきます。またドキドキしてきた。自分の危険よりも人様の危険の方が、緊張するんですよ。

 そんな状況で立て続きに事故未遂の現場を目の当たりにしてしまった僕が思った事。

 外人さん、目が青いから赤信号が紫色に見えてるの?紫は“進め”の“サイン”なのですか?本国の習慣では。


4月25日(日) 対戦相手:闘う労働者諸君
千葉・旭
 労働組合のメーデーにてパフォーマンス出演です。銚子の方の旭駅に朝8時15分集合。って事は、池袋発5時11分。朝のホームには飲み会帰りの空気が漂ってます。

 千葉駅から総武本線で2時間弱なんで、じっくり寝ていけると踏んでいたんですが、朝早い電車で車内が冷え切ってます。寝たら凍死しそうなんで寝れません。しかも都心に比べ気温が低いです。しかもしかも、総武本線って駅で10分くらい待ったりします。と言う事は10分間ドアが開けっ放しになって益々寒さが突き刺さります。おかげで現場についたらくしゃみが止まらない。はっはっはー、風邪引いた?

 さて気を取り直してメーデーです。参加者は勿論労働者の方々です。てな訳で、昨日から大人向けのトークを仕込み、小泉ジャグリングでのトークでは、普段子供相手では全く盛り上がらない、少々突っ込んだ政治トークでも大胆な事が言えるであろう期待と、滑った時の不安とが入り混じりながら第一部の進行具合を楽屋モニターで見つめます。

 一部では連合の協議会議長さんや民主党、社民党の議員さん、旭市の市長さんの挨拶があって、いいよぉ。こんな所で小泉出たら、三振かホームランかどっちかだよ。うーん、ワクワクしてきた。

 第一部が終わり、10分の休憩の後、第二部のアトラクションで出演なんですが、一番見てもらいたいお偉いさん達は…見てくれないの?もうお帰りですか?あ〜、お忙しいのね。

 メーデーなんで大人の方ばかりかと思ったんですが、意外とお子さんも多くて、それでいて純粋で、やる事なす事全てに感動してくれました。面白がってくれました。だから調子に乗って50分弱も演っちゃいました。長丁場にお付き合いくださってありがとうございます。

 楽屋で汗を拭いていると、第三部の抽選会が行われています。え?3位にはDVDプレーヤー?だから皆さん、最後まで残ってたの?

 本日、一番闘う労働者だったのは、オレ!


4月24日(土) 対戦相手:飲み屋
大塚駅界隈
 最近めっきり手を抜いてました。いえ、正確には足を使ってませんでした。ウォーキングの事です。今日は絶好の散歩日和。仕事も無いし、歩くかっ。

 引っ越したと言っても、500mほど西に移動しただけなので、ウォーキングのルートはさほど変わりません。全く違う景色なら歩みも進もうというものでしょうが、慣れた景色でも秋から冬(かなりお休み)そして春から初夏では色が全く違うので面白いです。今は緑が萌え盛っています。毛虫に注意です。

 東池袋から大塚に抜けた時に、不思議な看板を発見。飲み屋さんの看板なんですけど、

 『広島・佐賀県人会加入店 おおいた』

 一体、何県なの?

 久々に90分 でも半分以上は何県か悩んでたよ。


4月23日(金) 対戦相手:イメージ
前野区民センター
 ステレンジャーの稽古に明け暮れています。台本も動きもまだまだ途中です。やる事が多くて気が抜けない毎日です。

 今回のステージは2001年に王子小劇場で演った「ステレンジャー 劇場版」の焼き直しで、稽古に臨むに当たって、当時のビデオをしっかり見て、今面白いと思うものは伸ばし、つまらない部分は徹底的に削除するという作業の繰り返しです。ちょっとした事にもこだわりを持って動いています。

 演出を担当しているステレンジャー司令こと成田山の指導は、
 「ここの動きだけどさぁ、もっとこう、ホワホワってして。」
 「今のところ、パタパタパタって感じで。」
 「で、そこの最後に、ウワーンって風に。」

 さっぱりわかりません。

 いえね、ボクは何となくわかるんですよ。なんせ、成田山とはもう11年の付き合いですから。でも、今回初参加のステピンク(2001年バージョンとはまた違ったキャスティングなんです。)こと“なかじ”は首傾げっ放し。しかも振り付け(のようなもの)の部分で、こういった事を平気で言うもんですから、なかじもどう動いて良いか目がテンですよ。時折、助けを求める視線を送ってきます。うん、その気持ち、わかるよ。

 同時通訳でお送りしてますこんな感じの稽古。一体何人の人が通訳無しでわかるんでしょう?

 本番まであと2週間切ったけど、大丈夫?


4月22日(木) 対戦相手:コックローチ
風呂場
 引越しして、あらかた荷物も片付き、これから素敵な板橋ライフが始まる…はずでした。まさかこんなに早く、その恐怖が訪れるとは…。

 今住んでいる建物はとったも古いです。内装はピカピカなんですが、外見はとってもボロくてしかも黄色と黄緑というナイスなカラーリングとなっています。お風呂場の窓は隙間があって換気は良いのですが、外からの侵入物に対して全くの無防備です。

 夜、風呂に入っている時、その侵入者は姿をあらわしました。入浴剤のボトルを持ち上げると小指の爪ほどの大きさの茶色い物体が、頭から伸びる触角を振ってご挨拶してました。

 う゛っ!

 声にならない声が風呂場に反響しました。引っ越して11日目にして、一番出会いたくなかったモノに出会ってしまいました。ゴキブリです。前の家には約2年住んでいて一度も遭遇しなかったのに。今度の家は11日でご対面。ぎょえ〜。

 前の前の家では良く出たんです。そんな時は新聞紙を丸めてガンダム気分で「チェストォォォォッ!」で葬ったもんですが、今回は風呂。武器になるものは……無いっ。シャンプーをチューって掛けるわけにもイカンし、スポンジや剃刀、健康タオルなど、イマイチ武器になり辛いモノばかりです。ええい、武器に頼るな、いざとなったら頼れるのは己の肉体なのだ。

 右手の中指をしっかり立てて、まったく動かないゴッキーに対して一閃っ!中指の腹は見事にゴキブリの身体を捕らえていました。完全に動かなくなっているのを確認して、窓からポイ。すぐさま手を洗いました。

 殺ればできる子 ゴキブリを素手で殺れっる男って、カッコ良くねぇ♂?


4月21日(水) 対戦相手:列席者
宇都宮
 平日ですが、宇都宮の結婚式場でピエロです。1時間半で到着するので比較的近いんですが、電車から降りた後はおケツが痛いです。シート硬いよ、宇都宮線。

 挙式に向かうお客さんをグリーティングしてると、受付の女性陣と目が合いました。ニコっと微笑み近付いていくと一人の女性、

 「あたし、こういうの苦手…。」

 『こういうの』ってどういうの?口と目の周り白く塗った一見可愛らしく見えるけど実は腹黒いヤツ?人形のようにカクカク動いてはいるけど、家にいる時はダラダラしているヤツ?

 そこにお子さんがやってきて、ピエロをジーッと見ながら

 「なんかさぁ…君って…面白いね。」

 飄々としたその言い方は・・・演芸評論家の方ですか?

 宴も盛り上がり、お見送りまで担当しました。お開き間際になって、あちらこちらで風船をプレゼントして、会場の外に出て列席者の皆さんを笑顔で送っていると、ひとりのおばさま、

 「いや〜、楽しかったわよ、バルーンさん。」

 その後、そのおばさまは“バルーンさん”を連呼。この方の記憶には“エディー”とか“ピエロ”とかいう単語は刻まれなかった事を確信しました。

 また餃子食いそびれた。


4月20日(火) 対戦相手:薬局店員
新宿
 新宿で芝居をする『らくがきチョップ』さんに、チラシを入れていただけると言う事で、おっと手ぶらでは行けねぇぜ。何か差し入れ買っていきましょ。

 何が良いでしょう?長丁場の芝居には、やはりドリンク栄養剤ですね。え〜っとこの近所に薬局あったっけな?ありました。で、ドリンク剤はどこでしょう?

 薬局の入口には白衣を来た店員さんが仁王立ちで迎えてくれます。中に入ってバラ売りの栄養剤コーナーは発見しましたが、箱では売ってないの?色々探し回っていると、外にいた仁王様がボクの行く後をしっかり着いて来ます。中には他に店員さんが2人いるのに、そして、店内には店員よりお客の数の方が少ないのに、仁王様、ぴったりマークしてます。セリエAのフォワード気分をちょこっと味わいましたが、ついに

 「何をお探しですか?」
 「リポDを箱で欲しいんですけど。置いてますか?あれば2箱下さい。」
 「ありますよ〜。じゃあ、レジで。」

 レジでは別の店員さんが、めちゃめちゃ笑顔でお出迎えです。何でそんなに笑顔なんでしょ。栄養剤を箱で買って、これから頑張っちゃうって思われてるんでしょうか?お釣りを貰って箱を詰めたビニールを手渡される時、その店員さん、

 「気をつけてね。」

 『つけてね。』って言葉は、どこかフランクで営業用接客用語では無いですよ。道を挟んで向こうは新宿二丁目。しかもポケットティッシュまで付けて頂いて、さっきの笑顔は通常の営業用?それとも夜の営業用?

 白い巨塔 ドロドロな香り


4月19日(月) 対戦相手:激励の言葉
新宿
 夜、新宿で打ち合わせ。日が落ちても暖かく、街は賑わっています。

 ハンズからアルタへと抜ける東口の繁華街に、幾つかの間取り図を載せた不動産屋さんの看板を発見。引っ越したばかりで、当分家探しするつもりなどサラサラ無いのに、なんで見ちゃうんでしょう、間取り図って。
 その看板の上には、行き交う人の目をひくように、大きなフォントで、

 あきらめないで

 ズキっと突き刺さりますね、このキャッチコピー。文脈からしたら「お家探し、あきらめないで。」ですが、人と人との絆が薄い大都会東京の眠らない街・新宿で、この看板は何かに向かってエールを送り続けています。

 単独最下位を喫した巨人ファンに?
 代表に漏れても市民と走り続けるQちゃんに?
 それともオレに?

 この歳になって、さすがにアイドル歌手になる夢はあきらめましたよ。


4月18日(日) 対戦相手:モデルさん
写真
 金曜に撮って貰った写真が出来上がりました。さすがプロのお仕事。モデルはともかく、写真は最高の出来です。

 あんなに黒く塗ってもらった顔も、背景に置くカーテンと当てるライトのおかげでばっちり白くなってます。もう孫悟空とは言わせません。パッと見、好青年。仕事ができる男性といった雰囲気さえ醸し出しています。

 合計24枚撮っていただいて、まあどれも最高の出来なんですけど、その中でも一番っ!という写真を、本邦初!どこよりも誰よりも早く、皆様にお届けいたします。

 せーのっ、ドン

                    

 目ぇ、つぶっちゃってます。


4月17日(土) 対戦相手:おばあちゃん
旧居
 引っ越しの残務が全くと言っていい程はかどりませんで、腰を据えて旧居の大掃除です。気温26度の真夏日で、汗だくになりながらマジックリン水溶液との格闘です。

 何度雑巾を洗い、絞った事でしょう。手にマジックリンの匂いが染み込んでいるのが解ります。手で窓ガラスをピカピカにできるくらい染み込んでそうです。暫くは素手でモノ食べれません。

 一息付いてお昼にしましょう。コンビニでパンを買って(素手で食べるつもり)部屋に戻ると、あまりの暑さからでしょうか、おばあちゃんが昼涼み(はたして涼めるかは別の話)に出てきました。もう、おばあちゃんとも会話を交わす機会も無いのだなぁ。しみじみ思っていると、

 「どうでした?洗濯機の様子は?」

 何でしょう、この質問は?全く質問の意図がわかりません。我が家の洗濯機の調子を心配してくれているんでしょうか?

 「洗濯機使ったとき、水の流れとか振動とか悪くなかった?」

 どちらかと言うと、今度引っ越してきました!な人にする質問ですよねぇ。しかも洗濯機限定。もしかして、階下に住む住人の、
 「洗濯機回す時、水や振動がうるさいんだよっ!」
 という気持ちの裏返しが上手く裏返さないで出てきた言葉なんでしょうか?

 「ええ、洗濯機、使い心地最高でした。」
 答えになってるのかなっていないのか、よくわからん解答でお茶を濁してしまいました。雑巾を入れておいたバケツの水も濁ってました。

 お茶で掃除すると殺菌作用があるんだってさ。


4月16日(金) 対戦相手:
都内某スタジオ
 ひょんな事から宣伝材料となる写真を撮る事になりまして、千駄木のスタジオに。イイ男さんに撮って下さいね。

 メイクとヘアーもやって貰うんですが、プロの方のヘアー&メイクは初めてなのでちょっとドキドキ。どんな風に変身するんでしょう?亭主改造計画みたいになるんでしょうか?

 ボクって肌の色が黒いんですよ。まあ生まれ変わったら黒人になりたいと常々言ってますから、DNA内の色素が、どんなにミカン食べても黄色くならないように言い聞かせてるんでしょう。そんな浅黒い肌に合わせるべくメイクさんが選んだ色は、いつも使っているドーランよりも更に濃いめ。眉毛もチョット太めに書いてもらって、鏡に映った顔は、

 肝臓の悪い人

 ちょっと違うなぁ。もっと解りやすい例えを挙げるならば、

 日本人相手にぼったくり商売をする東南アジアの土産物屋

 もっと解りづらいですか?ずーっと鏡に映った自分の顔を見ながら、「もっとそっくりな人がいるはず。」と思っていたら、ひらめきました。そして、メイクさんに聞いてみましたよ。

 「あのぉ、この顔、猿に似てません?」
 「え〜、じゃあダメって事ですか?」
 「いや、そうじゃなくて、孫悟空ですよ。マチャアキがやってたヤツ。知りません?」
 「いえ…。」
 「ほら、夏目雅子が三蔵法師してた、で、岸辺シローが河童で…。」
 「あぁ、なんとかトンペイが出てた?」

 世代のギャップですか?年齢聞いてみたらそんなに違わないんですけど。

 髪もきっちり決めてもらっていざ撮影!はーい、いいねぇ。もうちょいこっち見て。いいねぇ。そうそう、ちょっと笑ってみようか。オッケー。ってな感じで乗せられおだてられ、無事終了。でも、カメラマンさんの言った一言が強烈にも残ってます。

 うーん、目が笑ってないねぇ。